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立山黒部アルペンルート
立山ケーブルカー
立山ケーブルカー(正式路線名:立山黒部貫光鋼索線)は、立山黒部アルペンルートの富山県側の最初の乗物です。立山駅(標高475メートル)から美女平駅(標高977メートル)までの1.3キロメートル(正確には1,324m)を所要7分で結んでいます。標高差は487メートルあり、平均勾配は24度(美女平駅の下辺りが傾斜がきつく、最大勾配は29度14分)です。立山ケーブルカーは、立山黒部貫光株式会社によって運営され、営業時期は4月頭から11月末までとなっています。交通機関は、立山駅で富山地方鉄道・立山線、美女平駅で
立山高原バスと接続しています。車で立山駅まで来た場合は周辺に無料駐車場が幾つかあり、更に立山黒部アルペンルートを通り抜ける利用客のために長野県側の扇沢駅までのマイカー回送サービス(
立山トラフィックサービス、
三渓社、
日星など)があります。また立山駅周辺には数軒の旅館(
千寿荘、
立山館、もちだ館、千山荘など)があります。
このケーブルカーの特徴は、他所のケーブルカーと違い、客車の下に荷物運搬用の貨車を連結しています。途中に2箇所のトンネルがあり、登り時左手には材木石の露柱(柱状節理)が見られます。
立山ケーブルカー(写真:2006年4月18日撮影)
立山駅で乗客を乗せるケーブルカー(写真:2006年7月26日撮影)
立山ケーブルカーの写真
立山ケーブルカーの概要
- 区間と標高:立山駅(475m)〜美女平駅(977m)
- 型式と定員:単線釣瓶式、121人乗り
- 運転時分と速度:7分20秒、3.25m/s
- 1時間当たりの最大輸送人員:1,400人/h
- 原動機:サイリスタモーター 190kw、予備3相交流モーター 250HP
- 救助・安全設備:信号通話方式、電車線利用高周波誘導無線方式
- 高低差:487m、勾配 最急29°14’最低18°28’)
- 路線距離:水平長 1,228m、斜長 1,324m
- 1号トンネル:延長 206m、高さ 4.56m、幅員 3.2m
- 2号トンネル:延長 352m、高さ 4.56m、幅員 3.2m
- ケーブルカー交換場:延長 106m、幅員 6.19m
- 索条:直径 42mm、重量 7.2kg/m、破断力 109t
- 着工:1952年(昭和27年)12月8日
- 営業開始:1954年(昭和29年)8月13日、立山開発鉄道によって千寿ヶ原駅(現在の立山駅)から美女平駅まで、2005年(平成17年)10月1日に立山開発鉄道と立山黒部貫光が経営統合し、現在は立山黒部貫光の路線
- 公式Webサイト:立山ケーブルカー
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