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伏木の街並み
如意の渡し
JR氷見線・伏木駅近くの港の岸辺(小矢部川河口から約1キロメートルの場所)に古くから「如意の渡し」と呼ばれる船の渡し場がありました。
如意の渡しは、かつて源義経・弁慶主従が奥州落ちの途中、乗船の際に怪しまれ弁慶が義経を扇で打ちのめす機転で無事対岸にわたることが出来たという伝説の残っている場所です。源義経の生涯を描いた室町時代の軍記物語「義経記(ぎけいき)」に如意の渡しの場面が出てきます。歌舞伎の「勧進帳」で有名な安宅の関の舞台は、江戸時代にこの伝説をモデルにして作られたと言われています。船の渡し場の横のほうに、義経と弁慶の銅像が建っています。渡し船は、2009年まで運航されていました。
一般的にいう渡し舟としてはあまり利用されず、ほとんどは観光客が利用していましたが、2009年(平成21年)8月2日に「臨港道路伏木外港1号線 伏木万葉大橋」が開通し、同日に廃止となりました。最終日は如意の渡しの乗船料が無料となり多くの人は訪れていました。
如意の渡しと立山連峰(写真:2006年2月25日撮影)
住所:富山県高岡市伏木二丁目1-7
行き方:JR氷見線 伏木駅から徒歩5分、能越自動車道 高岡北インターから車で15分
在りし日の如意の渡し(この動画は最終日となった2009年8月2日に撮影)
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