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七尾市 観光名所
青柏祭
青柏祭(せいはくさい)は、平安時代中期の西暦981年(天元4年)に能登国国守であった源順(みなもと の したごう、三十六歌仙の一人に数えられる平安時代中期の学者・歌人)が能登の国祭りと定めたのが青柏祭の起源とされています。時代が下り、守護大名の能登畠山氏第3代当主の畠山義統(はたけやま よしむね)は、京文化の移入に熱心で、都で行われていた祇園山鉾にならって室町時代の1473年(文明5年)に国祭りとなっていた青柏祭に曳山(山車)を奉納したのが「でか山」の始まりと伝えられています。
七尾市の大地主神社(おおとこぬしじんじゃ、山王神社)の例大祭として毎年5月3日から5日まで行われ、「青柏祭」という名前の由来は、神饌を青柏の葉に盛って供える事に由来しているといわれています。「石崎奉燈祭」と「七尾祇園祭」および「七尾港まつり」とともに七尾四大祭の一つに数えられる七尾を代表する祭りとなっています。1983年(昭和58年)1月11日に「青柏祭の曳山行事(せいはくさいのひきやまぎょうじ)」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。
現在のでか山は、高さが12メートルとなっていますが、江戸時代には曳山の高さが18メートルもありました。ちなみに12メートルという高さは、ビルの3階から4階分に相当し、曳山としては日本最大級の大きさとなっています。「魚町」「府中町」「鍛冶町」の3つの山町(やまちょう)があり、3基の曳山(でか山)が作られます。曳山(山車)の形は、側面から見ると扇形をしており、末広形とも北前船を模したものとも言われています。
山車の高さ約12メートル、上部の開き(前後方向の長さ)約13メートル、上部の幅は約4.5メートルm、下部の幅(車輪部分)は約3.6メートル、車輪の直径約2メートル、車輪幅約60センチメートル、重量約20トンと山車としては日本最大級です。山車の上段(舞台飾り)には歌舞伎の名場面を設えてあります。
青柏祭(写真:2012年5月4日撮影)
青柏祭の写真
青柏祭 地図
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- 大地主神社
- 唐崎神社
- 道の駅 能登食祭市場
- JR七尾駅
- 泰平橋
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- 宵山曳き出し(鍛冶町)
- 朝山曳き出し(府中町)
- 本山曳き出し(魚町)
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青柏祭スケジュール
5月2日
お水取り・人形見
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午後1時から唐崎神社の紅葉川(小島町)において曳山の前に身を清める清水を汲み取る「お水取り」が行われます。
夕刻になると曳山の舞台に飾り付ける歌舞伎人形を市内の人形宿(慶祝の家)に飾られます。人形宿は、軒に長幕が張られ、庭を築いたり、盆栽・生花・置物などの珍品や名品を調えて準備し、人形の前には古式にのっとった神饌が供えられます。
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5月3日
宵山
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飾り付けが終わった鍛冶町の曳山は清祓いをした後に、
午後9時頃、鍛冶町の辻から曳き出され、大地主神社(山王神社)へ向かい、午後11時頃に大地主神社に到着します。
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5月4日
朝山・本山
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午前0時になると、府中町では氏神様となっている印鑱神社(いんにゃくじんじゃ)で清祓いが行われ、午前1時を過ぎると、神社前から府中町の曳山が曳き出されます。大地主神社に到着するのはすっかり明るくなった午前7時頃です。
本山の魚町見附曳き出しは午前8時頃で、正午過ぎに大地主神社に到着し、3台の曳山が揃います。
その後、大地主神社で青柏祭奉幣の儀式が執り行われ、
午後2時頃から魚町、府中町、鍛冶町の順番でそれぞれの山町に曳き帰し、夜見せが行われます。
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5月5日
裏山
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午前11時過ぎに3台の曳山が能登食祭市場前の臨港道路に揃った後、正午(12時)から順次曳き出され、七尾駅前まで行き、七尾市内中央部を流れる御祓川河畔の仙対橋に再び揃うのは午後2時30分頃で、泰平橋の特設舞台では多彩なアトラクションが催されます。夕刻にそれぞれの山町に戻り3日間に渡った青柏祭が終了します。
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