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SQS-35(J) 可変深度ソナー
海中では、海水温によって音波伝播が大きく影響を受けます。海中には、海水温が急激に変化する変温層(レイヤーデプス)があり、変温層のなかでは音波の伝播路が不規則に変化します。海上の艦艇から海中に潜む潜水艦を探知するためソナーを使用しても、変温層より深い場所に潜水艦が潜航していると、ソナーからの音波の伝播が歪められ、潜水艦を探知できなくなります。
この変温層による障害を無くすのが可変深度ソナー(VDS = Variable Depth Sonar)であり、ソナー・トランスデューサーを変温層より下にに吊り下げることで、変温層の影響を受けない安定した音波伝播路を確保します。
ヘリコプター搭載護衛艦 しらね SQS-35(J) 可変深度ソナー(写真:2014年8月2日撮影)
横から見た可変深度ソナー(写真:2014年8月2日撮影)
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