前田土佐守家は、加賀藩の藩祖・前田利家と正室・まつの次男「前田利政」を家祖とし、明治維新まで10人の当主を数えます。このうち6人が従五位下および近江守・土佐守の叙任を受け、5代直躬(なおみ)・6代直方(なおただ)、7代直時(なおとき)、10代直信(直信)の4人が土佐守に任ぜられたため「前田土佐守家」と称するようになりました。家祖・前田利政は、前田利家の次男であることから加賀藩主・前田家の分家筋にあたります。前田土佐守家は、藩政期を通じて1万石余りの禄高を持ち、代々「加賀八家(かが はっか、加賀藩の年寄り(家老)の職にあたる門閥)」の一つとして、加賀藩の要職を歴任しました。明治以降も家系は続き、現在の当主は利政から数えて13代目です。

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