奈良市の近代建築物：浄教寺

浄教寺

　浄教寺山門は、三条通りに南面して建っています。1間1戸の薬医門で、屋根は切妻造、本瓦葺、軒は二軒繁垂木とし、主柱は唐居敷に円柱を建てています。蟇股・木鼻・桟唐戸綿板等の各所に動植物・渦・雲等の彫刻が施され、均整のとれた造りで、三条通りの歴史的景観形成に寄与しています。掲示板は、山門前方西側に三条通りに面して建っています。1933年（昭和8年）に造られ、柱間1間、切妻造、銅板葺で、切石基壇の上に建てられています。柱背面に鉄棒の控えが付き、柱正面で木鼻状の受木が掲示板額縁を受けています。基壇葛石上に木柵を巡らせる。細部も丁寧なつくりで、三条通りの歴史的景観の構成要素になっています。

浄教寺地図（中央のポインターの場所が浄教寺です）

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住所：奈良県奈良市上三条町18番地

奈良市の主要な近代建築物
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