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佐保路
奈良女子大学 旧本館
奈良女子大学の前身である奈良女子高等師範学校は1908年(明治41年)3月に設置されました。奈良女子大学 旧本館(旧奈良女子高等師範学校、現 記念館)は、文部省・山本治兵衛によって設計され、1909年(明治42年)10月に竣工したハーフティンバー様式木造二階建、寄棟屋根、桟瓦葺、南側面便所附属の建物で、学校創設以来の建物です。1階正面中央にポーチ付き玄関があり、内部は1階中央に廊下が通り、両側に校長室・応接室などの部屋があり、2階は広い一室で講堂として使用されていました。タト壁に木材で模様をあしらい、桟瓦葺の屋根の中央に塔屋を設け、正面と背面に各2箇所、両側面各1箇所に明かり採り窓が付いています。
守衛室は、1909年(明治42年)12月に竣工し、木造平屋建て、十字形平面の鉄板葺です。屋根の棟飾りや窓廻りを本館と類似した意匠でまとめています。正門は中央の両開扉と両脇の片開扉で構成され、門柱や上部の照明器具の意匠に工夫が凝らされています。
奈良女子大学の旧本館・守衛室は、明治時代に建設された官立の高等師範学校の施設であり、日本における学校建築の歴史を知るうえで重要な建造物として、1994年(平成6年)12月に国の重要文化財に指定されました。旧本館は公開されていませんが、正倉院展が開催される11月上旬に一般公開が行われ、併せて奈良女子大学が所蔵する正倉院宝物の復元品が展示されます。
奈良女子大学 旧本館および守衛室(写真:2008年11月9日撮影)
旧本館にある「四阿」と名付けられた東屋から見た奈良女子大学 旧本館
奈良女子大学 地図(橙色ポインター「1」の場所が奈良女子大学 旧本館です)
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住所:奈良県奈良市北魚屋東町
- 奈良女子大学 旧本館
- 奈良女子大学 守衛室
- 奈良女子大学 正門
- 佐保会館
- 奈良交通(路線バス)「内侍原町」バス停
奈良女子大学の写真
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