いこまいけ高岡 / 奈良編
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第一次大極殿 高欄


 高欄(こうらん)は、基壇上と初重屋根上の四辺に廻らされています。法隆寺金堂薬師寺東塔(三重塔)を参考とし、三段の横材を束(つか、縦材)で支え、初重屋根上の高欄では更に下に三斗(みつど)と人字形の割束を入れる形式となっています。木口(高欄横材の端)や釘が打たれる部位には、雨水などでの腐食から保護する目的で金具が打たれています。束の上には、五行色(古代中国の自然哲学の思想(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から構成)に基ずく、青(緑)・紅・黄・白・玄(黒)の5色)に対応する5種の色玉を配した宝珠付き金具が打たれています。
 
第一次大極殿 高欄(写真:2011年11月8日撮影)
第一次大極殿 高欄
 

 
平城京 第一次大極殿の見所
大極殿正面大極殿西面回廊外から見た大極殿鴟尾大棟中央飾り扁額風鐸組物高欄
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