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薬師岳登山
国指定特別天然記念物 薬師岳の圏谷群
薬師岳の稜線東斜面には、4つのカール(圏谷、氷河によって削られて出来た椀状の谷)があります。4つのカールは北から「北カール(崩落により不明瞭)」「金作谷カール」「中央カール」「南稜カール」です。「薬師岳の圏谷群」の名称で国の特別天然記念物に指定されており、日本アルプスに現存するカールとしては、最も形態が良いとされています。
「中央カール」は、避難小屋跡(次薬師)から薬師岳 山頂へ至る登山道の右手(東斜面)に見える大きなカールです。「金作谷カール」は、薬師岳 山頂にある祠の裏側から北側に見えるもしくは山頂から北薬師岳へ至る登山道の右手(東斜面)に見える大きなカールです。「南稜カール」は、避難小屋跡から南東へ続く東南稜線(尾根)の2855mピークまで行かないと見られないのですが、登山道が無いので一般登山者は見ることが出来ません(緩やかな尾根道ですが霧などで見えなくなると踏み跡も無く危険なので、この尾根は基本的に立ち入り禁止)。「北カール」は、北薬師岳の北側にある東斜面に位置していますが、崩落が著しく素人の私が見ると、単なる崩壊中の斜面としか見えませんでした。
と言うことで、有名な薬師岳のカールですが、実際に見られるのは中央カールと金作谷カールの二つです。かなり規模の大きなカールでした。デジタル一眼レフを持っていたのですが、24mmのレンズ(35mm換算)で入りきりませんでした。また登山した時期が9月3日とほとんど雪が残っておらず、絵的にもう一歩(腕もね)でした。次回、薬師岳に登ることがあれば、迷うことなく16mmくらいの超広角レンズで再挑戦したいと思います。
国指定特別天然記念物 薬師岳の圏谷群(写真:2020年8月4日9時41分撮影)、避難小屋跡(次薬師)から薬師岳山頂への登山道から見た中央カール
薬師岳の圏谷群地図(Google Map)
薬師岳のカール群と周辺のコースポイント
1. 中央カール
2. 金作谷カール
3. 南稜カール
4. 北カール
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5. 薬師岳山荘:標高 2,701m
6. 避難小屋跡:標高 2,893m
7. 薬師岳:標高 2,926.0m、二等三角点「薬師ケ岳」
8. 北薬師岳:標高 2,900m
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薬師岳山頂~北薬師岳への登山道から眺めた金作谷カール(写真:2020年8月4日10時45分撮影)
北カール(写真:2014年9月3日11時11分撮影)、私にはよく判らないですが単なる崩落斜面
2014年、中央カール(写真:2014年9月3日9時48分撮影)
2014年、金作谷カール(写真:2014年9月3日10時23分撮影)
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