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佐伯家住宅


 佐伯家住宅(国指定重要文化財)は、明和4年(1767年)に建築着手し、翌明和5年に約15q離れた場所にあった旧川崎村(現南砺市上川崎)の「三之助」の住宅を買い取り移築したものです。移築時を含めこれまでに三度の拡張(移築直後、文化年間、明治〜昭和)が行われ、昭和48年には江戸時代末期の姿に復元されました。移築前は主屋背面に「中つの」がありましたが、移築されたのは母屋だけで、その後「つの」「おろし」「しょくじば」が増築されました。
 
佐伯家住宅
 
 構造は、桁行10間(約18.2m)、梁間7間(約12.7m)の規模で正面が東に向いています。このうち、前方の三間半が茅葺の主屋と庇、後方の三間半が桟瓦葺の「おろし」となっています。佐伯家住宅は、富山県平野部の農家の中でも建築年代が古く、また「おろし」を拡張したものとして典型的なものと評価されています。
見学は自由(無料)に出来ますが、個人の敷地内にあるため節度をもって見学しましょう。
 
指定年月日:昭和46年(1971年)3月11日(文部省告示第73号)
構造形式:桁行10間(約18.2m)、梁間7間(約12.7m)、入母屋造り、平入、茅葺、桟瓦葺
屋根構造:東面および南面が庇付き茅および桟瓦葺、西面が葺おろし桟瓦葺
総面積:212.1m2 屋根面積:茅葺=25.9m2、桟瓦葺=143.5m2、合計=402.8m2
 
佐伯家住宅 地図
佐伯家住宅 地図
住所:富山県高岡市福岡町蓑島313番地
行き方:JR北陸線 福岡駅から徒歩10分、能越自動車道福岡インターから車で5分
 
佐伯家住宅の詳細写真
門構え
門構え
入口
入口
北面
北面
北面の茅葺屋根
北面の茅葺屋根
西面
西面
西面の桟瓦葺屋根
西面の桟瓦葺屋根
西南より
西南より
屋根裏
屋根裏
口座敷と奥座敷
口座敷と奥座敷
広間から見た口座敷
広間から見た口座敷
囲炉裏と奥寝間
囲炉裏と奥寝間
囲炉裏と広間
囲炉裏と広間
唐箕(とうみ・籾の選別機)
唐箕(籾の選別機)
消火栓
消火栓
蔵
 

 
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