五鈷鈴は、密教法具の一つです。元々は、古代インドの武器の一つで両方の先端が尖った金属棒です。密教では独鈷杵(とっこしょ)と呼ばれます。金剛杵(こんごうしょ)には、独鈷杵・三鈷杵(さんこしょ)・五鈷杵(ごこしょ)・宝珠鈴(ほうじゅしょ)があります。密教では行者の身を護る法具として使用されています。金剛杵の他には、杵形(きねがた)の持ち手をつけた鈴、金剛鈴(こんごうれい)があります。金剛鈴には、独鈷鈴・三鈷鈴(さんこれい)・五鈷鈴・宝珠鈴(ほうじゅれい)・宝塔鈴(ほうとうれい)があります。なお守山町の山車の鉾留「五鈷鈴」は、実際に密教で使用される五鈷鈴と多少異なる形です。
守山町の鉾留 五鈷鈴(写真:2009年5月1日撮影)
五鈷鈴(錫杖)を標識(鉾留)とする曳山
高岡御車山・守山町、 伏木曳山・本町、 新湊曳山・奈呉町
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