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大岩山 日石寺
日石寺 三重塔
日石寺の三重塔(さんじゅうのとう)は、江戸時代後期に建てられたもので、富山県内で最も古い木造の三重塔(基部 4.38メートル×4.38メートル、高さ 約15メートル)です。「大岩山日石寺三重塔」の名称で上市町指定文化財(建造物、昭和57年10月28日指定)となっています。
初重に四天柱と呼ばれる柱が有ることや中央の心柱が一重床まで伸びていることなど工作技法には古色が見られますが、側柱が内部で伸びて真桁を支える構造は近世の工作技法の発展状況を示しています。三重塔に壁が無く、中が丸見えになっているのは三重塔の建造時に財政難になり壁を省略したものと考えられています。不幸中の幸いと言うべきか、現在ではこの壁の無い外観が日石寺の三重塔の特徴となっており、更に近世の社寺建築を知る(見る)上で貴重な事例となっています。
日石寺 三重塔(写真:2018年1月20日10時31分撮影)
苔むした坂の上に立つ三重塔(写真:2018年1月20日10時24分撮影)、なんとなく奈良にある室生寺五重塔をイメージして撮って見ました。階段下から撮ると午前中は逆光です。
三重塔の全景(写真:2018年1月20日10時29分撮影)、超広角レンズで寄って見ました。
日石寺 三重塔(Map of Sanjūnotō (Three-storied Pagoda), Nisseki-ji Temple, Kamiichi town, Toyama, Japan)
三重塔と周辺の伽藍および見所
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