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大岩山 日石寺


 大岩山 日石寺(おおいわさん にっせきじ)は、真言密宗の大本山です。寺伝によれば、725年(神亀2年)に行基が創建し、大岩壁面に磨崖仏の不動明王像(国指定重要文化財)を刻んだと伝えられています。立山山麓の上市町大岩にあります。
 日石寺の本尊である不動明王は、高さ6メートル、幅10メートルの凝灰岩の大岩に半肉彫りで彫り出した磨崖仏で、右手に剣を持ち左手に羂索を持っています。大岩を覆う形で本堂があります。この大岩には、不動明王(高さ313.5センチ)を中心として、右に矜羯羅童子立像(高さ214センチ)、左に制吨迦童子立像(高さ214センチ)があり、不動明王と矜羯羅童子立像の間に阿弥陀如来(高さ92センチ)があり、不動明王と制吨迦童子立像の間に行基菩薩座像(高さ83センチ)と伝えられている僧の座像が彫刻されています。不動明王と矜羯羅童子と制吨迦童子の三尊は、彫刻手法が酷似していることから同時代の作と考えられています。なお、阿弥陀如来と行基菩薩の像は大きさや手法が三尊と異なるので後代に彫られたものと言われています。これらの磨崖仏は、北陸地方で最大級の規模があり、制作年代は平安時代末期から鎌倉時代初期と推定されています。修験道が盛んであった当時を偲ばせる遺構であり、全国に残る平安時代の磨崖仏の中でも完成度が高く優れたものとして国の重要文化財に指定されています。
 境内には、磨崖仏のある本堂、上市町指定文化財の山門と三重塔(富山県最古の木造の三重塔、江戸時代後期の建築、高さは約15m)、大寒の寒修行の場として知られる六本瀧、とやまの名水に選定された大岩日石寺の藤水、阿覚窟(厄除大師)、観音堂、大日堂(延命地蔵菩薩)、愛染堂(愛染明王)があります。百段坂と呼ばれる参道には、大岩名物のそうめんを出す茶店や修験者のための旅館が建ち並んでいます。
 
本堂奥にある磨崖仏
大岩山 日石寺 磨崖仏
 
住所:富山県中新川郡上市町大岩163番地
日石寺への行き方
磨崖仏
磨崖仏
六本瀧
寒修行で有名な六本瀧
大岩日石寺の藤水
とやまの名水 大岩日石寺の藤水
山門
「大日王」の額がかかる山門
十二支瀧
十二支瀧
百段坂
百段坂
 

 
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