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剱岳登山


室堂から剱岳(標高 2999メートル、日本百名山)への登山コース(別山尾根ルート)です。一泊二日または二泊三日で行き、剣山荘剱沢小屋剣沢キャンプ場に泊るのが一般的です。
 
剱岳(写真:2012年7月25日撮影)
剱岳
 
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別山尾根ルート(立山室堂から剱御前小舎(別山乗越)、剣山荘を経て剱岳へ到る登山道):12時間30分(歩行時間のみで休憩の時間は含まず)、余裕を持って2泊3日
[1日目] 室堂ターミナルから剣山荘まで:所要時間 3時間55分
室堂ターミナル 2422m~(平地15分)~みくりが池温泉 2408m~(下り15分)~らいちょう温泉 雷鳥荘 2377m~(下り25分)雷鳥沢キャンプ場 2277m~(沢沿い5分)~剱御前・大日方面 分岐(別山乗越・新室堂乗越への分岐点) 2262m~(雷鳥坂コース:登り110分)~剱御前小舎(別山乗越)2752m~(下り20分)~別山への分岐 2635m~(下り20分)~剣沢キャンプ場 2523m~剱沢小屋~(下り25分)~剣山荘 2474m
[2日目] 剣山荘から剱岳へ登り再び剣山荘まで:所要時間 4時間30分
剣山荘~(登り30分)~一服剱 2618m~(武蔵のコル 2573m)~(登り40分)~前剱 2813m~(稜線や岩場のアップダウン40分)~(前剱の門、平蔵の頭)~平蔵のコル 2824m~(カニのタテバイ40分)~剱岳 山頂 2999m~(カニのヨコバイとハシゴ 30分)~平蔵のコル~(稜線40分)~前剱~(下り30分)~一服剱~(下り20分)~剣山荘
[3日目] 剣山荘から室堂ターミナルまで:所要時間 4時間5分
剣山荘~(登り40分)~剣沢キャンプ場~(登り30分)~別山への分岐~(登り30分)~剱御前小舎(別山乗越)~(雷鳥坂コース:下り70分)~雷鳥沢キャンプ場~(登り40分)~らいちょう温泉 雷鳥荘~(登り20分)~みくりが池温泉~(平地15分)~室堂ターミナル
 
登山記録
  1. 2012年7月25日:私の初剱、雷鳥沢キャンプ場から剱岳山頂へのピストン、所要時間 13時間45分
  2. 2013年8月8日:2回目の剱岳登山、雷鳥沢キャンプ場から剱岳山頂へのピストン、所要時間 12時間40分
  3. 2014年7月28日:3回目の剱岳登山、剣沢キャンプ場から剱岳山頂へ、所要時間 10時間50分
剱岳登山地図(地形図)
 
地図データ 読み込み中 .....
 
この場所に剱岳登山の地図が出ないときは、ご利用のブラウザのJavaScript設定を「許可」にすることで地図表示できる場合があります。
緑線:ほぼ平坦なコース、赤線:登りコース(ラインの太さは勾配をイメージ、急勾配が太線)、青線:下り
 
室堂ターミナルから雷鳥坂を経て剣山荘までの登山ルートデータ: GPX 形式 / KML 形式
剣山荘から剱岳山頂までの登山ルートデータ(別山尾根ルート): GPX 形式 / KML 形式
 
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早月尾根ルート(馬場島から剱岳へ登る登山道、北アルプス3大急登):13時間50分(歩行時間のみで休憩の時間は含まず)、余裕を持って2泊3日
[1日目] 馬場島登山口から早月小屋まで:所要時間 4時間40分
馬場島登山口・馬場島荘(上市警察署馬場島派出所)749m~(登り1時間10分)~松尾平展望台 1015m~(登り1時間30分)~1600mの道標~(急な登り50分)~1920.7m 三角点~(登り1時間10分)~早月小屋 2212m
[2日目] 早月小屋から剱岳へ登り再び早月小屋まで:所要時間 6時間
早月小屋~(登り1時間30分)~2614mピークの下 2600m~(登り2時間)~剱岳 山頂 2999m~(下り1時間30分)~2614mピークの下~(下り1時間)~早月小屋
[3日目] 早月小屋から馬場島登山口まで:所要時間 3時間10分
早月小屋~(下り50分)~1920.7m 三角点~(急な下り30分)~1600mの道標~(下り1時間)~松尾平展望台~(下り50分)~馬場島登山口
 
登山記録
  1. 2016年7月11~12日:初めての早月尾根にして、4回目の剱岳登山
 
馬場島の早月尾根登山口から剱岳山頂までの登山ルートデータ(早月尾根ルート): GPX 形式 / KML 形式
 
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北方稜線ルート:一般登山者通行不可能
 
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剱岳・別山尾根ルート登山記録(2012年7月25日、私の初剱)
 
 さて、「剣山荘・剱沢小屋・剣沢キャンプ場に泊るのが一般的です。」と書いておきながら、私は雷鳥沢キャンプ場から剱岳へ登りました。毎年、雷鳥沢キャンプ場に来ているので慣れているのと雷鳥坂の急斜面を15kg以上の荷物を担ぎ上げる自信が無かったからです。おかげでとても長時間の山歩きとなり非常にハードな剱岳登山となりました。剣山荘か剱沢小屋の山泊まりにすれば良かったと後悔しましたが、それは「後の祭り」・・・。
 山と高原地図の「剱・立山詳細図」によれば雷鳥沢キャンプ場から剱岳への往復のコースタイムは以下のように記載されています。
 
雷鳥沢キャンプ場~(雷鳥坂コース:登り110分)~剱御前小舎(別山乗越)~(やや下り40分)~剣沢キャンプ場~(25分)~剣山荘~(登り30分)~一服剱~(登り40分)~前剱~(稜線40分)~平蔵のコル~(カニのタテバイ40分)~剱岳 山頂
剱岳 山頂~(カニのヨコバイとハシゴ 30分)~平蔵のコル~(稜線40分)~前剱~(下り30分)~一服剱~(下り20分)~剣山荘~(40分)~剣沢キャンプ場~(やや登り60分)~剱御前小舎(別山乗越)~(雷鳥坂コース:下り70分)~雷鳥沢キャンプ場
 
となり、単純に足し算すると(つまりは休憩なしの歩き通し)「行き 5時間25分+帰り 4時間50分=10時間15分」です。休憩を入れて「12時間」くらいと安直に考えていましたが、実際には「14時間」もかかりました。本格的な岩登り未体験者(と運動不足)の身としては、こんなものかと後悔してここでも後の祭りでした。充分な食料と水とライトは必需品です。
 
 長々と書きましたが、ここからが私の剱岳登山(2012年7月25日)の体験記の始まりです。
 
 朝4時半に起きて、トイレを済ませ(このキャンプ場は水洗トイレ)、顔と歯を磨き、朝ごはんを食べました。ホントは、雷鳥沢から剱岳を往復するなら5時前に出発するのが理想的ですが、出発したのはかなり明るくなった5時45分でした。
 キャンプ場の横を流れる浄土川に架かる橋を通り対岸に渡ります。川沿いを少し歩き、雷鳥坂への登り口まで行き、岩がゴロゴロした登山道へ入ります。
雷鳥坂 別山乗越にある剱御前小舎まで登りで約1時間50分(標高差 約500メートル)です。7月下旬頃までは雷鳥坂の下のところには雪渓が残っており雪の上を進みます。まぁアイゼンは無くても大丈夫です。雪渓を抜け、ガレた登山道をひたすら登って行きます。晴れていれば、雷鳥坂からは、奥大日岳、遠くに白山、浄土山、立山三山(雄山大汝山富士の折立)、真砂岳などの周辺の山々と眼下に雷鳥沢キャンプ場と室堂平を一望することが出来ます。雷鳥坂という地名なので「雷鳥」がいるのでは・・・、などと考えていると一羽の雷鳥を見ることが出来ました。今まで5回くらい雷鳥坂を通っていますが、今回始めてこの場所で雷鳥を見ることが出来ました。登山道沿いには高山植物が多く咲いています。8月上旬から中旬にかけては、剱御前小舎の下の辺りの登山道の周辺でトウヤクリンドウのお花畑が見られます。
 
 やっとの思いで雷鳥坂を登りきった場所が別山乗越(7時4分に到着)です。剱御前小舎があり、チップ式トイレ(バイオ・トイレ)があります。剱御前小舎から剱岳へ向かう登山ルートは3本あります。
1つ目は、剣沢(別山の西側の登山道)を下り、剣沢キャンプ場を通り、剱沢小屋の横を抜け、剣山荘の脇を通り、一服剱へ到るルートで最も一般的なルート(行き(下り)95分、帰り(登り)120分)です。今回の剣岳登山で私もこのルートから行きました。
2つ目は、剱御前の東側の山腹を通り、くろゆりのコルを経由し、一服剱へ到るルート(行き(下り)105分、帰り(登り)120分)です。1つ目のルートよりアップダウンが少ないですが、7月下旬頃までは雪渓を多く歩くことになります。くろゆりのコルから登山道が分岐しており剣山荘へ行くことが可能です。
3つ目は、剱御前の山頂(標高 2776.6m)を通り、くろゆりのコルを経由し、一服剱へ到るルート(行き(下り)110分、帰り(登り)135分)です。剱御前からくろゆりのコルは浮石が多く整備不良で廃道に近い状態となっており一般の登山者は通らないコースとなっており、このルートは殆ど利用されていません。
 
 剱御前小舎を出発し、ほんの少し別山への登山道と同じ道を進み、剱沢への分岐点で下りの登山道(左手)へ入ります。晴れていれば目的地の剱岳がばっちり見えるはずなのですが今日はガスがかかり全然ダメでした。20分ほど下ると、別山への分岐点があります。ここをまっすぐ通過し、さらに20分ほど緩やかな下りを進むと剣沢キャンプ場に到着です。ここにもトイレがあり、水の補給も可能です。剣沢キャンプ場を抜けると、10分弱で剱沢小屋の横を通り、7月下旬と言うことで雪渓の道を進み約15分で剣山荘に到着(8時10分)です。剣山荘から剱岳までは水場が無いのでこの山小屋が最後の水場となります。ちなみにまともなトイレがあるのもここが最後です。
 
一服剱  剣山荘から先は、岩場がある本格的な登山コースとなるので、「靴紐も締めて、気を引き締めて」です。約30分ほど登ると最初の鎖場「1番目鎖場」です。比較的楽に通過し10分弱歩いて「2番目鎖場」です。岩の斜面の鎖場で多少怖かったですね。ここから5分程度で一服剱(標高 2618m)です。2つの鎖場があったものの練習程度の鎖場でした。一服剱への到着は9時ジャスト。途中で雨も降り、ガスがかかり視界が悪く、前剱で引き返してきた登山者も多く、「ワシも前剱で帰ろうか・・・」などと弱気になっていました。
 
前剱  一服剱で小休止(一服)するからこの名前?、見晴らしが良いです。当日はガスがかかり前剱の山頂付近は見えませんでしたが他は良く見えました。一服剱を出発して少し(約10分)下った場所にある鞍部が「武蔵のコル」です。右手に武蔵谷があり剱沢雪渓まで一気に落ち込んでいます。武蔵のコルからは、ガレ場の浮石の多い急な登山道が続いています。黙々と登っていくと頭上に「前剱大岩」と呼ばれる難所があり、「3番目鎖場・前剱大岩」となっています。大岩を通過ししばらく登ると「4番目鎖場・前剱」です。4番目鎖場から稜線を10分で前剱(標高 2813m)に10時6分到着しました。
 
 前剱を出発し、下りで約20分の場所に「5番目鎖場・前剱」があります。岩峰を20メートルほどトラバース(岩の斜面を横切って行く)する鎖場で、鞍部には梯子(金属の板)が架けられています。かなり怖い場所です。5番を下り5分ほどで、平蔵谷の上部へ向かって「6番目鎖場・前剱」です。次が「平蔵の頭」と名付けられた岩峰を越える「7番目鎖場・平蔵の頭」です。10メートルほど岩壁を登り、登りきると直ぐに急峻な岩場を20メートル下ります。私は経験が乏しいので岩壁を登りきって直ぐに下りの急峻な岩場を見たときに気持ちが折れそうになり、精神的にはここが一番辛かったです・・・。この7番目鎖場で登りと下りでルートが別れ、登りルートから見て右側が上り用(剱岳登山(別山尾根ルート)では全ての場所で右側が上り用となっています)となります。その後、小さな岩峰をトラバースし、短めの「8番目鎖場・平蔵のコル」を通過し、剱岳本峰の真下に到着(11時45分)。
 
カニのタテバイ  当初目標の12時に剱岳山頂到着より1時間ほど遅れているがここで引き返すのはもったいない!雪渓を渡り、岩斜面をトラバースし、あの有名な「カニのタテバイ(9番目鎖場)」の取り付き場所へ着きました。まさに見上げるばかりの岩肌です。この頃にはガスも無くなっており、岩も濡れておらず、ビビらなけらば特に問題なく通過できそうです。カニのタテバイの全体は50メートルほどの岩登りで、前半と後半の2つの鎖場に分かれています。よくガイドブックに出ている大きな岩登りの写真は前半の鎖場のものです。この9番目鎖場(カニのタテバイ)が剱岳登山の上りコースの最後の鎖場です。カニのタテバイを何とか通過し、ガレ場の稜線をジグザグに上り詰めると剱岳山頂です。
 
剱岳山頂  12時35分着。標高 2999メートルの剱岳山頂には祠(雄山神社 剱嶽社)があります。晴れていれば360度の大パノラマを展望することが出来るはずです、がこの日はガス・・・でした。
 
カニのヨコバイ  日が暮れるまでに雷鳥沢キャンプ場に戻りたいので休憩もほどほどに剱岳の山頂を出発し、今来た道を引き返します。しばらく登り下り同じ道を下ると「カニのヨコバイ(10番目鎖場)」です。多分このカニのタテバイが最も難しい場所です。鎖は新しくしっかりしているのですが、足場が見え難いのです。高度感のある岩肌をトラバースするコースで、足場を見ようと下を見過ぎると高所恐怖症だと目がクラクラです。この鎖場を無事通り抜けると、ほぼ垂直に立てかけられた梯子があり、再び鎖場です。この鎖場を下り切った場所に小屋(トイレ)があります。
 
 カニのヨコバイを抜けしばらく行くと次は、短い下りの「11番目鎖場・平蔵のコル」です。11番目鎖場から約5分で「12番目鎖場・平蔵の頭」です。ここでも登りと下りの登山ルートが分かれます。まず岩壁を約20メートル登り、平蔵の頭の頂部に到り、鎖付きの岩場を約10メートル下ります。ここで登りと下りの登山ルートが再び合流します。なだらかな稜線をしばらく下ると「13番目鎖場・前剱の門」です。しばらく歩くと前剱の脇を通り抜け(下りルートでは前剱の頂上は通りません)、アップダウンを繰り返し、登りと同じルートを剣山荘へとたどり着きます。12番目鎖場・平蔵の頭を過ぎた当たりから安心してしまうためか、けが人が多くなるらしいので剣山荘までの下りルートでも充分に注意して下山しなくてはいけません。  
雷鳥坂から見た夕焼けに染まる立山三山  私は剣山荘で終わりではないので、ヘロヘロになりながらも歩き続け、剱御前小舎(別山乗越)で小休止を取り、雷鳥坂を下り、途中で夕焼けに赤く染まった立山三山を拝みながらひたすら下り、真っ暗になった雷鳥沢キャンプ場に帰り着いたのは19時30分でした。
 
 剱岳は登っても楽しい(鎖のアトラクション)、眺めても良し。と言うことで、ドコから眺めた剱岳が一番素敵か、気になったので、今まで撮り貯めた写真をまとめました。
---> 剱岳を眺める
 

 
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