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雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場(雷鳥沢野営地)は、立山室堂周辺で唯一の登山者向けキャンプ場(250区画)です。利用料(清掃協力金)は、一人当たり一泊500円、2泊以上なら何泊しても一人1000円です。営業期間は、4月下旬から11月下旬、年によって異なるので室堂ターミナルにある立山自然保護センターに要問合せ。なお11月になるとトイレが閉鎖されるので携帯トイレを持参する必要があります。4月と5月はテント場全体が雪に覆われているので、冬季のテント装備が必要です。設備としては、水洗トイレ、水道(湧き水を消毒したもの)があります。当然ながら、ごみ箱は設置されておらず、各自のゴミは持ち帰りです。なお室堂ターミナル内に大きなゴミ箱が設置されています。携帯電話の通話も可能で、地上波ワンセグ放送(NHK金沢とMRO)も受信可能(なお地元の富山県の放送局は受信できず)です。キャンプサイトの地面は小石と土でテントは張りやすいです。雷鳥沢キャンプ場内部には、チングルマやミヤマキンバイなどの高山植物が自生し、立山連峰や大日連山を見渡せます。
この雷鳥沢キャンプ場は、剱岳登山を目指す登山者のベースキャンプ、立山縦走や奥大日岳へ向かう登山者の拠点、もちろん室堂周辺を散策するだけの家族キャンプでの利用もできます。8月の登山シーズンピーク時には、キャンプ場一杯に色とりどりのテントが張られちょっとした景観になります。キャンプ場周辺には、雷鳥沢ヒュッテやロッジ立山連峰といった山小屋があり温泉に入ることも出来ます。
室堂ターミナルからみくりが池温泉と雷鳥荘を経由して雷鳥沢キャンプ場まで下り 55分、雷鳥沢キャンプ場から雷鳥坂を登って剣御前小舎までは登り 1時間50分です。逆コースの剣御前小舎から雷鳥沢キャンプ場までは下り 1時間10分、雷鳥沢キャンプ場から室堂ターミナルまでは登り 1時間10分です。
夏場だと判らないですが、2017年6月に雷鳥沢キャンプ場でテント泊した時、朝夕夜中に「グワァ~」「グゲェ」とかの鳴き声が凄く聞こえました。これ雷鳥のオスが縄張りを主張している時の鳴き声です。キャンプ場周辺のハイマツや雷鳥坂の方から頻繁に聞こえてきます(ちょっと五月蠅いかも)。時々、バタバタって飛んでる音も聞こえました。まさに「雷鳥沢」の名前にふさわしい環境です。そして、たまに管理棟の屋根(棟)でオス雷鳥がじっと見張りをしています。こちらは屋根の下からカメラを構え、雷鳥の飛ぶ瞬間をじっと待つ。
夕暮れ時の雷鳥沢キャンプ場と大日連山(写真:2010年8月6日18時52分撮影)
東西と南北に道があり、キャンプサイトは4区画に大きく分けれています。一番南側(写真中央下)に管理棟(トイレ併設があり、南西区画(写真左下)には炊事場があります。
雷鳥沢キャンプ場の管理棟
雷鳥沢キャンプ場 地図(Google Map)
室堂ターミナルから雷鳥沢キャンプ場までの登山ルートデータ:
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雷鳥沢キャンプ場と周辺コースポイント
2017年6月22日、一面の雪に覆われた雷鳥沢キャンプ場(写真:2017年6月22日15時49分撮影)、泊りがけで雷鳥の写真を撮りに立山室堂へ行き、宿代節約のため6月としては初めて雷鳥沢キャンプ場へ、2017年は残雪が多いと思ってましたが、テント場はマサカの全面雪、夏場の装備+レスキューシート 2枚+レジャーシート 1枚だったので雪面からの冷気が厳しかったです。失敗・・・。トイレ前の浄化槽だけが雪に覆われていなかったのですが、浄化槽の上は無いよね~と思ってたら、2日目に韓国人?グループが浄化槽の上にテントを立ててました、天晴れ!
紅葉に包まれた秋の雷鳥沢キャンプ場(写真:2013年9月28日撮影)
2016年9月下旬、紅葉の雷鳥坂と雷鳥沢キャンプ場(写真:2016年9月27日9時43分撮影)
初冬の雷鳥沢キャンプ場(写真:2013年11月9日撮影)、山スキーにはちょっと早く、この雪のある時期のテントは稀です。
雷鳥沢キャンプ場 受付(写真:2017年6月24日8時54分撮影)、利用申し込み書と登山届をここ書き、利用料金を支払います。夏山シーズンであれば金沢大学医学部の学生さんが常駐しています(急病やケガの救急処置も可能)。それ以外のシーズンは一応、管理人のオジサンがおられますが(他の仕事と兼務のため?)、管理棟を空ける時間が多いです。
雷鳥沢キャンプ場 トイレ(写真:2017年6月24日8時53分撮影)、管理棟に併設、男女別の水洗トイレ(トイレットペーパー付)です。キャンプ場利用者は無料、外来者はチップ制(100円程度)となっています。
雷鳥沢キャンプ場 トイレ2(写真:2017年6月24日8時53分撮影)
雷鳥沢キャンプ場 手洗い場(写真:2017年6月24日8時54分撮影)、トイレにある手洗い場、鏡があるで洗面とお化粧に使えます。水は飲料可能です。屋外にも水場があります(積雪期は埋もれています)。
GWの雷鳥沢キャンプ場は全面雪だよ~(写真:2019年5月3日18時19分撮影)、例年6月中旬頃までキャンプ場全体が雪に覆われています。6月下旬に西側端の水場周辺の雪が融け地面が顔を出し、10張り程度なら地面にテントを建てることが出来ます。けど夜に周りの雪面から風(冷気)が吹くと冷蔵庫状態・・・。残雪期のテント泊
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