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室堂
室堂山荘
室堂山荘(むろどう さんそう)は、現在残っている日本最古の山小屋で、立山における信仰や民俗の様子を伝える重要な建造物として、平成7年に国の重要文化財に指定されましたです。「室」とは宿泊所という意味があり、「堂」とは、お堂などといわれるように宗教施設を示すものです。「室堂」は、その宿泊所・宗教施設両方の役割を合わせ持った場所として長年利用されてきました。文献によれば、現在の建物は1726年(享保11年)に再建されたと書かれ、それ以前にも建物があったことが判ります。現在この建物は、宿泊施設としては利用されていませんが、内部の見学はできます。隣では、
立山室堂山荘が山小屋として営業しています。宿泊の他に日帰り入浴も可能。公式Webサイト:
室堂山荘
国の重要文化財に指定されている「立山室堂」は、2棟の木造平屋建ての建物で構成されています。現在の営業小屋・室堂山荘に近いほうの建物が「北棟」で江戸時代中期の享保11年(西暦1726年)に建てられ「桁行 9.1m、梁間 7.3m、一重、切妻造、とち葺」となっています。北棟の南側(約1メートルの隙間を空けて)に「南棟」があり、江戸時代後期の明和8年(西暦1771年)に建てられ「桁行 9.1m、梁間 7.3m、一重、切妻造、とち葺」となっており、北棟と同じ構造です。1980年代まで営業小屋として使用され(当時はトタン葺き屋根、壁面は赤いペンキ塗装だったようです)、その後、今の営業小屋が新築され、立山室堂は解体修理と発掘調査が行われ、1995年に「立山室堂 2棟 附:風除石積」として国の重要文化財に指定されました。
国の重要文化財 立山室堂(写真:2007年8月1日13時28分撮影)
木造平屋の建物が二棟(写真:2016年9月01日15時02分撮影)
立山室堂の内部:太い柱があり、立山信仰に関連した石仏が展示されています。
立山室堂・南棟の西側にある風除石積(写真:2016年10月16日11時34分撮影)
こちらが山小屋として現在営業中の
立山室堂山荘(写真:2006年8月16日撮影)
国指定重要文化財「立山室堂」地図
国重文 立山室堂 地図(Google Map)
国指定重要文化財「立山室堂」の四季
4月の「立山室堂」
2015年4月18日、国指定重要文化財 立山室堂(写真:2015年4月18日14時57分撮影)、屋根の棟が出ていなければ判りませんでした。間違って入り込んで屋根の上に乗らないように立入禁止の縄が張ってあります。軒と雪壁の隙間にドボンじゃ、洒落になりません・・・。
5月の「立山室堂」
雪解けが進み屋根が出てきました。(写真:2014年5月30日撮影)
6月の「立山室堂」
この一ヶ月で一気に雪が融けたようです。(写真:2014年6月30日9時11分撮影)
7月の「立山室堂」
2006年7月26日、立山室堂(写真:2006年7月26日7時46分撮影)
2006年7月26日、立山室堂(写真:2006年7月26日7時46分撮影)、北側から
2008年7月30日、立山室堂(写真:2008年7月30日14時27分撮影)
何か違和感、そうです国重文の建物なのですがアルミ製扉や通気口がありました。こんな現状変更を文化庁が認めるなんて信じられない・・・。
8月の「立山室堂」
2016年8月13日、立山室堂(写真:2016年8月13日12時19分撮影)
2009年8月15日、立山室堂(写真:2009年8月15日8時49分 室堂山展望台への登山道から撮影)
上から見た立山室堂の建物(屋根)と営業中の山小屋・室堂山荘
9月の「立山室堂」
2014年9月27日、立山室堂(写真:2014年9月27日8時09分撮影)
10月の「立山室堂」
2016年10月16日、立山室堂(写真:2016年10月16日11時32分撮影)、冬に向けて屋根を支える鉄棒を設置中でした。
立山室堂の北棟と南棟の間から眺めた雄山(写真:2016年10月16日11時33分撮影)
11月の「立山室堂」
越冬準備完了、立山室堂(写真:2013年11月9日撮影)
屋根の妻側に雪除けの板を張り、壁面には屋根を支える鉄棒を設置
雪に覆われた立山室堂(写真:2013年11月23日撮影)
2メートルの積雪らしいですが11月下旬なので、まだまだ序の口、これからが冬本番です。
2014年アルペンルート最終日の立山室堂(写真:2014年11月30日13時19分撮影)、西側から見た室堂山荘、バックは立山です。
2015年アルペンルート最終日の立山室堂(写真:2015年11月30日12時11分撮影)
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