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室堂
地獄谷
地獄谷は、立山火山の水蒸気爆発で出来た多数の噴気孔や温泉の泉源などがある窪地です。日本で最も高所にある温泉としても知られています。また、歴史的に立山の地獄は、全国の亡者が集まる場所とされ平安時代に書かれた記録や説話の中にも度々登場しています。江戸時代には、立山信仰の中核をなす場所として、地獄谷が立山信仰布教の手段として作成された「立山曼荼羅」に大きく描かれ日本全国に広められました。
辺りは硫黄の匂いが立ち込め、水蒸気がでています。晴れていれば「こんな地獄なら我慢できる」かもって感じがします。ガスがかかると、ちょっと怖くて「ホントに地獄」かもって世界を味わえます。火山ガスが出ているので、写真を撮ったりじっくり見物せず早足で通り抜けましょう。火山ガスの噴出量が多くなると遊歩道が閉鎖されます。小学生だった頃(昭和40年代後半)に立山へ連れて行ってもらい、当時は高山植物も多く綺麗な花の咲いていた室堂を歩いて子供心に感動し、なんだか岩だらけの道(現在は散策道と階段が整備されています)を下ると黄色い岩がゴロゴロした臭い場所(地獄谷)に行った記憶があります。
2012年以降、火山性ガスの噴出量増加により、地獄谷は立ち入り禁止となっています。2014年秋現在、地獄谷への立入規制解除の見通しは全くありません。
ある晴れた日の地獄谷(写真2006年8月16日撮影)
天候が悪いとガスがかかり一寸先は闇、まさに地獄(写真:2006年7月26日撮影)
地獄谷の詳細写真
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