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王塚古墳

いこまいけ高岡・富山市編

 王塚古墳(おうづか こふん)は、標高130メートルの羽根丘陵の尾根に位置しています。古墳時代前期(約1700年前)の前方後方墳で全長58メートル、後方部の長さ31メートル、後方部幅33メートル、後方頂部の高さ7.6メートル、前方部の長さ27メートル、前方部幅27メートル、くびれ部分の幅15メートルの大型古墳です。小さな前方部がくびれ部分から先端部にかけて傾斜して高まり前方部と後方部の比高差が約5メートルと大きいなど前期古墳の特徴を示しています。墳丘西側には広くて浅い周溝状の窪みがあります。埋葬施設や副葬品は不明です。
 被葬者は、この王塚古墳から南方400メートルの場所にある勅使塚古墳と同様に古墳時代前期に婦負地域を治めていた首長と推測されています。なお、名称の「王塚」は古代の首長を指す言葉ではなく、300メートル南東にある各願寺の開祖とされる仏性上人(一品親王)が葬られた御廟であるとの伝承に由来しています。
 王塚古墳は、1948年(昭和23年)に富山を代表する古墳として国の史跡に指定されました。その後、王塚古墳周辺ででは古代の住居跡や四隅四隅突出型墳墓や前方後方形墳墓など古墳出現期の重要な遺跡が相次いで確認されました。2005年(平成17年)3月2日には、王塚古墳と他6箇所の遺跡が追加指定され、国史跡「王塚・千坊山遺跡群」となりました。
 
王塚古墳(写真:2009年9月2日撮影)
王塚古墳
 
王塚古墳 地図(概略地図、航空写真、地形図)
 
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場所:富山県富山市婦中町羽根
 
 王塚古墳への行き方は、まず「かんぽの宿 富山(富山簡易保険保養センター)」を目指します。王塚古墳には駐車場が無いのでかんぽの宿の駐車所を利用します。かんぽの宿からは道なりに約50ほど進んだ場所の左手に王塚古墳があります。看板が出ており、道路からちょっと急な階段を昇った場所が王塚古墳の前方部です。あまり整備されていませんが踏み跡の向こう側に見える小高い丘が後方部です。後方部の頂には三等三角点(標高138.7メートル)があります。この場所からは富山平野を一望と、言いたいところですが木立が茂っており展望はよくありません。
 
王塚古墳 写真
王塚古墳の石標
王塚古墳の石標
前方部
前方部
後方部
後方部
三等三角点
三等三角点
 
王塚古墳の墳丘測量・復元図(現地説明板より)
王塚古墳の墳丘測量・復元図
 

 
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王塚・千坊山遺跡群

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