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富山市
王塚・千坊山遺跡群
王塚・千坊山遺跡群(おうづか・せんぼうやま いせきぐん)は、富山湾から12キロメートル内陸にある山田川流域に位置しています。弥生時代後期から古墳時代前期(約1800年前から1700年前)の集落跡や墳墓および古墳がこの地域に分布しています。
この王塚・千坊山遺跡群には、日本海沿岸交通を物語る四隅突出型墳墓(山陰地方に多い墳墓)や前方後方墳への過渡期の形態を示す前方後方形墳墓、婦負地域の首長墓とされる大型の前方後方墳や古墳群など多様な形態の墓があり、他地域との交流関係や首長誕生までの過程を辿ることが出来ます。また、墓と集落の対応関係も判明しており、弥生時代から古墳時代に向けて地域が待ち待っていく様子が具体的に判ります。この様な事例の遺跡は全国的にみても珍しく、北陸における国の成立を考察する上で貴重な遺跡となっています。
2005年(平成17年)3月2日には遺跡群としての重要性が評価され、7箇所の遺跡が国史跡「王塚・千坊山遺跡群」に指定されました。
王塚・千坊山遺跡群(写真:2009年9月2日撮影)
王塚・千坊山遺跡群 地図(概略地図、航空写真、地形図)
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王塚・千坊山遺跡群の主要な7つの遺跡
- 王塚古墳(おうづか こふん)
- 勅使塚古墳(ちょくしづか こふん)
- 千坊山遺跡(せんぼうやま いせき)
- 六治古塚墳墓(ろくじこづか ふんぼ)
- 向野塚墳墓(むかいのづか ふんぼ)
- 富崎墳墓群(とみさき ふんぼぐん)
- 富崎千里古墳群(とみさきちさと ふんぼぐん)
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