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石川県立航空プラザ
ピッツ S-2B
ピッツ S-2Bは、歴史的な曲技飛行機として名高いアメリカ合衆国製の高性能複葉機です。製作は、1940年代にカーチス・ピッツにより設立されたピッツ社から1991年に引き継いだ米国アビアット社で、石川県立航空プラザに展示されている機体は1996年に製作された比較的新しい機体です。S-1の複座型として1967年に初飛行したS-2Aは、更に改良を加えて1982年にS-2Bとなり、その年の全米競技会で優勝しています。上翼に軽い後退角のある主翼は、木製構造に羽布張りで補助翼は上下に設けられていますがフラップはありません。胴体は鋼管溶接構造のフレームに木製の縦通材が取り付けられており、機体表面は一部の軽合金パネルを除いて羽布張りです。タンデム座席のコックピット内は複操縦装置となっており、風防は一体式です。
石川県立航空プラザで展示のS-2B(JA11AR)は、強烈に大空への夢を追いかけたロック岩崎(岩崎貴弘)氏が1996年11月、民間初のアクロバットチーム「エアロック」を立ち上げ、全国各地で華麗な技を披露した愛機です。
ピッツ S-2B(写真:2013年10月4日撮影)
ピッツ S-2B 諸元
名称:ピッツ S-2B
最大速度:282km/h
超過禁止速度:338km/h
最大上昇率:823m/分
航続距離:513km
G制限:+6G,-3G
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プロペラ:2葉(1998年まで)、3葉(1999年から)
全幅:6.1m
全長:5.71m
全高:2.02m
自重:521kg
エンジン:アブコ・ライカミング社 AEIO-540
排気量:8,845cc、水平対向6気筒 260馬力
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