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石川県立航空プラザ
三菱 T-2 高等練習機
三菱 T-2 高等練習機は、三菱重工業で生産された空中戦闘にも使える国産初の超音速高等練習機(日本が初めて開発した超音速航空機)で、1971年(昭和46年)4月に初号機が完成以来、96機が製造されました。航空自衛隊の高等練習機として使用されたほか、小松基地航空祭などの国内における各種の航空ショーで広く国民に親しまれている航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の第2代目の使用機体です。機体の特徴としては、横操縦にエルロンを使用せず、スロッテッド・スポイラーと呼ばれる抵抗板を左右非対称に作動させる日本独自の技術が取り入れられています。なお、T-2 高等練習機の派生型として、F-1支援戦闘機が77機生産されました。
石川県立航空プラザに展示されている機体は、63番目に製造された機体で、1979年(昭和54年)6月に完成しました。1986年(昭和61年)にブルーインパルスの補充機として曲技飛行用に改修され、全国各地を航空ショーで華やかに空中演技を披露してきました。1995年(平成7年)12月28日の訓練フライトを最後に退役した後、1996年(平成8年)10月に岐阜県各務原市の飛行開発実験団に移管されて試験飛行の任務で使用されていましたが、2000年(平成12年)6月22日に除籍(用途廃止)となり、同年(2000年)10月7日に石川県立航空プラザで展示されることになりました。
三菱 T-2 高等練習機(写真:2013年10月4日撮影)
名称:T-2
愛称:なし、普通に「ティーツー」と呼ばれていました。
種別:高等練習機
初飛行:1971年7月20日
乗員:2名
最大速度:マッハ1.6
最大上昇率:15,000m/分
上昇限度:15,000m
航続距離:2,600km
離陸滑走距離:914m
着陸滑走距離:610m
全幅:7.9m
全長:17.9m
全高:4.5m
自重:6,197kg
エンジン:ロールスロイス/ツルボメカ IHI TF 40-IHI-801A(最大3,207kg)× 2基
最大離陸重量:11,464kg
固定武装:JM61 20mm機関砲
三菱 T-2 高等練習機 詳細写真
機首
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コックピット
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エアインテーク
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二次熱交換器冷却空気取入口
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エンジン
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後脚
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垂直尾翼と水平尾翼
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エンジン排気口
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