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宝筐院
宝筐院(ほうきょういん)は、山号は善入山(ぜんにゅうざん)とする臨済宗の単立寺院です。本尊は木造十一面千手観世音菩薩立像です。室町幕府2代将軍・足利義詮と南朝の忠臣・楠木正行(楠正成の子)の菩提寺となっています。現在の宝筐院の堂宇は、明治時代以降に再興された建物です。
この宝筐院は、平安時代に白河天皇の勅願寺として建立され、当初の寺名は善入寺と称しました。南北朝時代に夢窓国師の高弟・黙庵周諭が中興開山し、黙庵に帰依した足利幕府2代将軍・足利義詮によって観林寺と寺名を改められるが、ほどなく善入寺に戻されています。南朝の忠臣・楠木正行も黙庵に帰依しており、楠木正行が1348年(正平3年/貞和4年)に河内国北條(現在の大阪府四條畷市)で行われた四條畷の戦い(四條縄手)において足利方の高師直・師泰兄弟と戦って敗北した後は、黙庵によってその首級を寺の敷地内に手厚く葬られました。その正行の敵である足利義詮は、正行の埋葬を知ると、「自分の逝去後、かねており敬慕していた観林寺(現在の宝筐院)の楠木正行の墓の傍らで眠らせてもらいたい」と遺言を残したと言われ、1367年(貞治5年)足利義詮の死後ほどなく、正行の墓(五輪石塔)の隣の墓(宝筐印塔)に葬られました。その後、室町幕府8代将軍・足利義政の代に寺名は義詮の院号である宝筐院に改められたと伝えられています。
宝筐院(写真:2011年11月9日撮影)
宝筐院 地図(Map of Hokyo-in Temple, Sagano, Kyoto city, Japan)
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住所:〒616-8424 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
公式Webサイト:京都嵯峨野・宝筐院
宝筐院と周辺の観光名所
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