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北野天満宮
北野天満宮 御土居
御土居(おどい)は、1591年(天正19年)に豊臣秀吉によって築かれた土塁です。国の史跡に指定されています。長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の侵入に備える防塁や鴨川の氾濫から市街地を守る堤防の役目がありました。御土居の総延長は22.5キロメートルもの長さがあり、東は鴨川、北は鷹ヶ峰、西は紙屋川(天神川)、南は九条あたりに沿って築かれました。土塁の内側を洛中、外側を洛外と呼び、要所にはいわるゆ「七口(長坂口・鞍馬口・大原口・粟田口・伏見口・鳥羽口・丹波口)」を設け、洛外との出入り口としていました。御土居の断面は、基底部が約20メートル、頂部が約5メートル、高さ約5メートルの台形状でした。土塁の外側には堀(幅 10メートル強、深さ 最大 4メートル)が造られました。なお、西側の土塁の堀は天神川(紙屋川)、東側では鴨川を堀の代用としていました。
現在、国の史跡として残る御土居は、紫竹御土居(北区紫竹上長目町・堀川町)、廬山寺御土居(上京区北之辺町)、西の京御土居(中京区西ノ京原町、市五郎神社)、北野御土居(上京区馬喰町、北野天満宮)、平野御土居(北区平野鳥居前町)、紫野御土居(北区紫野西土居町)、鷹ヶ峰御土居(北区鷹峯旧土居町2番地)、鷹ヶ峰御土居(北区鷹峯旧土居町3番地、御土居史跡公園)、大宮御土居(北区大宮土居町)の9箇所あります。これら以外には、北野中学校校庭(中京区西ノ京中保町)や大宮交通公園(北区大宮西脇台)にも御土居が残っています。北野天満宮にある御土居は、長さが250メートルあり、現存する御土居の遺構としては最長のものです。
北野天満宮 御土居(写真:2009年10月28日撮影)
北野天満宮 御土居 地図(Map of Odoi(Agger), Kitano-tenman-gu Shrine)、赤色マーカが北野御土居のある場所です。
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御土居と周辺の観光名所
御土居の大欅「東風」(写真:2015年11月19日17時10分撮影)、幹回り6メートル、この地に御土居が造られる前からあったと伝えられる欅の大木、樹齢約600年とされています。
御土居の斜面は紅葉の林(写真:2015年11月19日17時15分撮影)
御土居(写真:2015年11月19日17時22分撮影)
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