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三条通の近代建築物
京都文化博物館 別館
京都文化博物館 別館は、日本銀行の京都支店として、日本銀行本店や東京駅など日本を代表する明治期の近代建造物を設計した辰野金吾(たつの きんご、1854~1919、現在の佐賀県出身)とその弟子である長野宇平治(ながの うへいじ、1867~1937)の設計により1906年(明治39年)に建築されました。煉瓦造2階建・一部地下一階付で、石材を混用して壁面に変化をつけています。塔屋を付けるなど、外観には、白石を利用し白帯装飾が施され「辰野式」と呼ばれる設計者の独特な意匠が見受けられます。明治時代中期の洋風建築の典型的な意匠で、装飾細部の豊かさと力強さをそなえています。この種の遺構としては保存が良く、明治中期の代表的洋風建築となっています。日本銀行・京都支店が1965年(昭和40年)10月に河原町通二条に移転した後の1967年(昭和42年)に財団法人古代学協会の所有となり、1986年(昭和61年)4月に京都府に寄贈され、現在は京都文化博物館別館に転用され公開されています。1969年(昭和44年)3月に国の重要文化財に指定されました。
京都文化博物館 別館(写真は2008年11月12日早朝撮影)
夜景(写真:2008年11月11日撮影 1/2秒露出、実際はもっと薄暗いです。)
京都文化博物館 地図(赤色の線が三条通)
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京都文化博物館 住所:京都府京都市中京区三条通高倉西入菱屋町48番地
- 京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店):1906年(明治39年)、重要文化財
京都文化博物館周辺(三条通)の近代建築物
- 文椿ビルヂング(旧西村貿易店社屋):1920年(大正9年)、京都市中京区三条通烏丸西入御倉町79、国登録有形文化財(第26-0208号)
- みずほ銀行 京都中央支店(旧第一銀行 京都支店):1906年(明治39年)、京都市中京区烏丸通三条南西角
- 新風館(旧京都中央電話局):1931年(昭和6年)、京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町、京都市登録有形文化財
- 平楽寺書店:1927年(昭和2年)、京都市中京区東洞院通三条上る曇華院前町449、国登録有形文化財(第26-0018号)
- 中京郵便局庁舎外観:1902年(明治35年)、京都市中京区三条通東洞院東入菱屋町、京都市登録文化財
- 分銅屋足袋:江戸時代末期?、京都市中京区三条通堺町角
- 五藤家住宅:江戸時代末期?、京都市中京区三条通堺町
- 日本生命京都三条ビル(旧日本生命京都支店):1914年(大正3年)、京都市中京区三条通柳馬場西入桝屋町、京都市登録文化財、国登録有形文化財(第26-0009号)
- SACRA(旧不動貯金銀行 京都支店):1916年頃(大正5年頃)、京都市中京区三条通富小路西入中之町、国登録有形文化財(第26-0008号)
京都文化博物館 別館の写真
三条通に面した旧正面入口
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塔屋
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営業ホールへの採光窓
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現在も屋根に残る日銀のマーク
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