いこまいけ高岡 / 奈良編
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亀石


 亀石(かめいし)は、製作された年代や目的が明らかではありませんが、川原寺の四至(寺領の四方の境界)を示す標石と考える説が有力です。亀石は花崗岩で出来ており、大きさは長さ3.6メートル、幅2.1メートル、高さ1.8メートルの巨大な石造物です。上部は自然石のまま、地面近くの下部にはユーモラスな亀の顔と手が彫られています。
 この亀石には伝説が残されています。太古の昔、大和(奈良盆地)が湖であった時代に、湖の対岸の当麻と、ここ川原の間に争いが起こりました。長い争いの末に湖の水を当麻に取られてしまいました。そのため、湖に住んでいた多くの亀が死にました。何年か後に亀を哀れに思った村人達は、亀の姿を石に刻んで供養したと云われています。以前は北を向き、次に東を向いたと云われ、現在、亀は南西を向いていますが、西を向き当麻を睨みつけると、大和盆地が泥沼になると伝えられています。
 
亀石(写真:2009年10月25日撮影)
亀石
 
亀石 地図(Map of Kameishi = Turtle Stone)
 
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場所:奈良県高市郡明日香村川原
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亀の顔
亀の顔
 

 
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