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ならまち
中将姫
中将姫(ちゅうじょうひめ)は、右大臣藤原豊成の娘とされています。天平19年8月18日(747年9月30日)に生まれ、宝亀6年3月14日(775年4月22日)に亡くなったとされていますが、実在したかは定かでなく伝説上の人物です。天皇から中将の位を賜ったため、中将姫と呼ばれていると伝えられています。中将姫は當麻寺で出家し、29歳の時に生身の阿弥陀仏と二十五菩薩が現れ、西方極楽浄土へと旅立ったとされています。
「継母にいじめられ暗殺されそうになった」「当麻寺に入り尼となり仏行に励んで、徳によって仏の助力を得て、一夜で蓮糸で当麻曼荼羅(観無量寿経の曼荼羅)を織った」などの中将姫伝説が残されています。中将姫伝説は、中世以降に「継子いじめ」を題材として能、浄瑠璃、歌舞伎などに多く取り入れられました。
中将姫ゆかりの寺院
- 奈良町
- 奈良県葛城市
- 当麻寺:中将姫が仏力で一夜で織ったとされる当麻曼荼羅がある寺院
- 石光寺:中将姫が曼荼羅の糸を染めた「染殿の井」があるお寺
- 岐阜県岐阜市
- 願成寺の中将姫誓願桜:中将姫が病気の治癒をこの寺で祈り、平癒のお礼に植えたとされる桜、国の天然記念物
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