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初冬の天狗平ハイキング、2013年11月9日


 雪景色の立山を見たい(目的は写真撮影)と思い2013年11月9日に行きました。私は富山県民なので、晴れていれば気軽に行けてしまうので幸せです・・・。高原バスで立山の室堂まで行ってしまうのもありですが、折角の雪景色を堪能するなら「天狗平から室堂までスノーハイキング」と洒落込みました。このコースの特徴は、剱岳を眺められことです。室堂からも眺められるのですが剱岳の上部だけしか眺められませんが、天狗平付近まで行くと室堂乗越あたりの鞍部から剱岳を眺めることになるので、それなりに剱岳全体が見られます。それから立山三山も周りの山風景と調和した良い塩梅で眺められます(室堂まで行くと立山三山がデカ過ぎて写真的にはイマイチ)。室堂平への急斜面を登りだすと今まで見えていた立山三山は見られなくなります。登山道は階段となっています。前方の景色が無くなった代わりに、後方の景色・大日連山が良くなってきます。10時45分頃に室堂平に到着しました。右手へ進むと室堂ターミナルとホテル立山があり、左手へ行くとみくりが池みくりが池温泉があります。
 
所要時間:夏道であれば45分間(歩行時間のみで休憩の時間は含まず)
コース概要:天狗平山荘(高原バスの天狗平バス停)~(緩やかな登り30分)~地獄谷への分岐点~(登り15分)~室堂ターミナル
 
初冬の天狗平ハイキング(写真:2013年11月9日撮影)
大体このような場所を歩きます。写真下中央が雪に覆われた登山道です。
初冬の天狗平ハイキング
 

 
立山三山とホテル立山の遠景(写真:2013年11月9日撮影)
立山三山とホテル立山の遠景
 
天狗平から室堂平への雪中ハイキング地図
 
天狗平から室堂までのコース・ポイント
  1. 高原バスの天狗平バス停
  2. 天狗平山荘:9時30分頃出発
  3. 室堂への散策道入り口
  4. 第1撮影地点(休憩場所):雪に埋もれていなければベンチあり
  5. 地獄谷への分岐点
  6. 室堂ターミナル:アルペンルートのバスターミナル
2013年11月9日 天狗平から室堂までスノーハイキング 登山記録 始まり・・・
 
 立山駅を朝二番の立山ケーブルカー(8時40分)に乗車し、美女平からの第一便(9時発)高原バスに乗車しました。夏場なら更に2時間ほど早いバスがあるのですが、11月5日から11月30日までは冬ダイヤ?となり不便です。客数が減るため減便していることもありますが、朝は除雪作業を行うため早朝の便が無くなるのだと思います。前夜に雪が多く降ると除雪作業が間に合わず、朝9時発のバス運行が遅れることも珍しくありません。満席で美女平を出発し、私は天狗平で途中下車なので最前列に座ることが出来ました。時刻表では9時40分に天狗平だったのですが実際には9時28分頃天狗平に到着しました。
 天狗平バス停で下車し、アルペンルートの車道を挟んで向側に天狗平山荘があります。時間に余裕があるので天狗平山荘で休憩し出発しようと思っていたのですが、天狗平山荘は既に冬季休業(2013年は11月5日まで営業)に入っており閉鎖されていました・・・。
既に冬季閉鎖に入っていた天狗平山荘 車道から天狗平山荘の入口までの雪に自動車の轍があるので最近人が来たようです(天狗平山荘のWebサイトに11/9に忘れ物を取りに行ったとあるのでその時の轍かも・・・)。
天狗平山荘周辺の積雪量は、5センチ程度でした。スノーハイキングと言っても、雪山の装備は一切無いのです・・・。登山靴は夏靴ですが一応はヌバックレザーで少しは防水が効きます。スパッツを履き、雪が登山靴に入らないようにしました(脚首の保温も期待)。それからI型ストック 2本、足元が不安定な雪道では威力を発揮し、凄く歩きやすくなります。積雪が少ないので水さえ浸み込まなければ登山靴だけで充分で、もう少し雪が深ければ(20~30センチ以上)カンジキやスノーシューが役に立つと思います。
 天狗平バス停でカッパを着てスパッツを付けていよいよ出発(9時30分)です。少しだけ室堂方向に車道を歩き、左手から室堂までの登山道(幅広に整備された散策道)に入ります。積雪は5センチと少ないながらも一面雪で登山道も踏み跡はありません。登山道の場所は、道幅分水平で周りと雪の積もり方が違うので雪原の中であっても登山道が判りました(ただし積雪が少ない場合です)。1メートルも雪が積もれば、登山道は全く見えなくなります、雪が深くなっていれば高山植物を踏みつけてダメージを与えることも少ないので、登山道にとらわれず斜面や崖に気をつけて歩けば良いと思います。
 車道から登山道に入り3分でベンチがあり休憩(第1撮影地点)です。なんといっても雪は5センチしかないので、ベンチには薄っすらと雪は積もっていましたが埋もれてはいませんでした。ココからの剱岳はワリと絶景です。
 
第1撮影地点で見た剱御前から剱岳の眺め(写真:2013年11月9日撮影)
剱御前から剱岳
 
誰も歩いていない雪原を歩くのはホントに気持ち良いです(振り返ると自分の足跡だけ!)。更に青空で、空気が冷たくピ~ンと張りつめているようです。周りには美しい山があり最高です。「踏み跡は無い」と書きましたが、時々、動物の足跡(四足歩行や鳥の足跡など)があったりして・・・、なお姿は見せてくれませんでした。
地獄谷への分岐  日差しもあり、厚着のおかげか寒さを感じずに登山道をてくてくと歩き(写真を撮影しながらノロノロと)、地獄谷への分岐点となる場所に着いたのは10時20分頃です。夏場に休憩無で歩くと30分で行ける道のりに50分かけました。今までは、ほぼ平坦とも言える僅かな登りでしたが、この分岐点から室堂ターミナルまでは急な登り(室堂平と天狗平の間にある崖)です。なお地獄谷は大量の火山性ガスが出ているため2012年以降通行止めとなっており、地獄谷への登山道は進入禁止となっています。地獄谷への分岐からは、最初は階段の登山道で段差も大きくかなり急な坂です。階段が終わっても、登山道は室堂平への急坂が続きます。約15分ほど歩いて漸く室堂平の西端へ到着します。登りきった場所は石畳の散策道となっています。右手へ行くと室堂ターミナルとホテル立山があり、左手へ進むとみくりが池と日本最高所の温泉「みくりが池温泉」があります。
 
天狗平から室堂までの初冬ハイキング写真
第1撮影地点から眺めた室堂周辺の山々
第1撮影地点から眺めた室堂周辺の山々
剱岳
剱岳
動物の足跡 1
動物の足跡 1
動物の足跡 2
動物の足跡 2
浄土山
浄土山
チングルマ
チングルマ
地獄谷への分岐から室堂平への急な登り
地獄谷への分岐から室堂平への急な登り
地獄谷への登山道は通行止
地獄谷への登山道は通行止
 

 
天狗平ハイキング
2013冬 天狗平ハイク2014冬 天狗平ハイク夏の室堂~弥陀ヶ原秋の室堂~弥陀ヶ原
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