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初冬の天狗平から室堂平へ(2014年11月8日)
昨年(2013年)の11月9日にも天狗平から室堂平まで歩きました。今年(2014年)もほぼ同じコースを同じ時期に歩くことにしました。もともと、天狗平から眺める立山や剱岳が好きな上に、薄っすらと雪の積もった風景が何とも言えない神々しい世界です。
この雪景色や美しい立山の自然にやられて、今年は「毎月、立山」のスローガンを掲げて、頻繁に立山へ通いました。現実的には、天候や他の山へ行ったりしたために毎月は立山へ行きませんでした。ということで、今回の雪中ハイキングは「毎月立山11月編(第一弾)」となります。
初冬の天狗平から室堂平へ(写真:2014年11月8日10時48分撮影)
天狗平から室堂平ハイキング地図
天狗平から室堂平までのコース・ポイント
- 高原バス 天狗平バス停:9時47分発
- 立山高原ホテル
- ソーメン滝展望台:9時57分~10時07分
- ソーメン滝
- 車道と弥陀ヶ原方向への登山道交差
- 天狗平山荘:10時32分~10時42分
- 室堂への登山道入り口:10時46分
- 天狗平 第1ベンチ:10時47分~10時55分
- 天狗平 第2ベンチ
- 室堂平まで900mの指導標:11時12分
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- 天狗平 第3ベンチ:11時13分
- 天狗平 最終ベンチ
- 大谷分岐:11時49分~11時52分
- 室堂平/天狗平の分岐:12時28分
- みくりが池
- みくりが池温泉:13時15分~14時44分
- エンマ台展望台:14時47分~14時58分
- みどりが池:15時04分~15時15分
- 室堂ターミナル:16時00分着
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2014年11月8日 天狗平から室堂平までスノーハイキング 登山記録 始まり・・・
立山駅を朝一番の立山ケーブルカー(8時20分)に乗車し、美女平からの第一便(9時発)高原バスに乗車しました。我々の目的地である天狗平にバスが着いたのは9時42分、天狗平でバスを降りたのは我々3人だけで、他の乗客は室堂まで行かれました。この3人は、ここで降りて何をするんだろう的な感じで見られました。バスを降りれ、サヨナラと手を振ると、降り帰してくれる乗客もチラホラ、和やかでありました。
天気は晴天、服装を整えて9時47分に天狗平バス停を出発。時間的に余裕があるはずなので、直ぐに室堂へ向かわずに、チョット逆行してソーメン滝を眺めに行きます。先ほど乗車したバスも、滝の見えるところ(ソーメン滝展望台)で徐行してくれましたが、キッチリ写真をとるために、ソーメン滝展望台へ行きました。バス停から車道を歩るき、立山高原ホテルの前を通過し(9時49分)、9時57分にソーメン滝展望台に到着。ソーメン滝がよく見え、立山、真砂岳、別山、剱岳、大日連山がパノラマ的に見えます。山の斜面には雪が薄っすらと積もり、白黒のまだらが良い感じで初冬の北アルプス山岳風景となっています。室堂の奥から流れる浄土沢の谷もゾクッとする景色で好きです。
ソーメン滝(写真:2014年11月08日9時59分撮影)
雪の白さと一緒になり判り難いですが写真中央やや下(斜め左下へ流れる滝)にソーメン滝があります。
ソーメン滝展望台で10分撮影し、バス停へ戻ることに、単に来た道を引返すのは面白くないので、登山道(この辺だと木道)を歩いて天狗平山荘へ戻ることにしました。展望台から150メートルほど車道を下ると、車道と登山道が交差する場所があります。あるのですが、5センチほど雪が積もっているので、直ぐに見つからなくて・・・。で、見つかっても、木道に5センチほどの雪、歩くにはともてイヤらしい状態(歩き難い)でした。同行者二人には申し訳ありませんが、頑張って木道に突入(10時10分)しました。頑張って歩いたのですが、登りで雪の積もった木道は非常に歩き難く、敢え無く敗退、10時20分に車道と木道が接する場所があったので車道に戻りました。で、先ほど来た車道をそのまま戻りつつ、立山高原ホテルの場所で10時23分から10時28分まで、またまた山並みを撮影。車道に戻り、今度は天狗平山荘へ行って見ました。
天狗平山荘では、休憩がてらに10時32分から10時42分まで滞留。10分間もここに居たのには訳があり、ネットで立山の石仏を調べた時に、「天狗平山荘の西側石垣に線刻の石仏がある」と書かれていたので、その線刻仏を探したのでした、が見つかりませんでした。既に小屋閉め後なので山小屋の人に聞くことも出来ず、来年にお預けとなりました。
天狗平山荘
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山荘前の小さな池
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夏場であれば、天狗平山荘から室堂へ行く時は山荘横の登山道を行くのですが、今回はわかり易い車道からまず行きます。車道を歩いて約4分の10時46分に車道と登山道の交差する場所に来ました。5センチほどの雪で判り難いのですが、この場所から左手の天狗平へ入る登山道があります。今回は踏み跡があったのですんなりわかりました。ちなみに車道の右側には石仏(西国33所観音 30番石仏)があります。この石仏の場所からも登山道があり、その道は天狗平山荘まで伸びています。
室堂へ向かう我々は車道から左の登山道へ入りました。雪の中を歩き始めて直ぐ(約1分)で、ベンチのある場所(とりあえず第1ベンチと呼びます)に到着。立山がよくみえます、国旗掲揚台の基台のような構造物(お立ち台?)があったのでその上に登り記念撮影。
天狗平の第1ベンチで立山をバックに記念撮影(写真:2014年11月08日10時50分撮影)
天狗平 第1ベンチからの眺め
10時55分に第1ベンチを出発、室堂へ向かってプラプラ歩きながら写真を撮りました。目の前には、なだらかに登りとなる天狗平が広がっています。右手には、天狗山、国見岳、室堂山(実際には稜線の何処が室堂山かは不明だけど・・・)、浄土山が眺められます。正面は、立山(雄山と大汝山および富士の折立)と真砂岳が見えます。左手には、別山、別山乗越、剱御前、剱岳があり、左後を見ると大日連山が続いています。
立山とホテル立山(写真:2014年11月08日11時34分撮影)、徐々に雲が多くなってきました・・・。
もう直ぐ室堂(写真:2014年11月08日11時45分撮影)、大谷分岐の手前からパチリ、大谷分岐から室堂平への急坂が難所です。
11時49分に大谷分岐へ到着。登山道的には、3方向への登山道がある分岐点なのですが、地獄谷方向へのびる登山道は火山性ガス濃度の上昇により通行止めとなっています。なので、現状では専ら、室堂平と天狗平を繋ぐ登山道の通過点となっています。「大谷分岐」ってのは正式名称か不明です。この場所にある沢を「大谷」と呼んでいるので、通称的に大谷分岐と呼んでいます。そうそう「雪の大谷」の大谷です。
大谷分岐
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大谷分岐の橋
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大谷分岐から見た大日連山
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大谷の氷
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大谷分岐でパチリパチリと写真を撮って、11時52分に出発、あとは目の前の急坂(室堂平と天狗平を隔てる崖)を登って室堂平を目指すだけです。大谷分岐が標高 2345メートル、登りきった室堂平/天狗平分岐の場所が2430メートルということは標高差 85メートル(水平直線距離 390メートル)、結構な急坂ですね。坂を登りながらも相変わらず写真を撮り続けたので時間がかかり、室堂平/天狗平分岐(室堂平の西端)へ到着したのは12時28分、「昼ご飯まだ~」とか言いながら頑張って登りました。
立山室堂平(写真:2014年11月08日12時25分撮影)、「白い立山、青い空、カラフルな登山者」てなテーマで撮影
高原バスを天狗平バス停で降りたのが 9時47分、室堂平の西端に辿り着いたのが12時28分なので、天狗平からあるいて来るのに 2時間40分(サクサク歩けば 45分のコース)、かなりのゆっくりペース、別に積雪が5~10センチあったので歩き難かった訳ではなく、3人で写真を撮りまくったので、このスローペースとなりました。天気も良く、お日様のおかげで寒さも感じず撮影日和となりました。徐々に雲が出てきたのが心配ですが。
午後は室堂をブラつく事にし、昼ご飯を食べるためにみくりが池温泉を目指します。12時28分から室堂平を歩き始め、12時35分にみくりが池の南側に到着。この場所からは、「みくりが池と雷鳥坂」の写真が撮れます。雷鳥坂の稜線の左に隠れるように剱岳・早月尾根が見えています。午後からは雲が多くなり、写真的にはイマイチになって来ました、ちょっとユックリ歩きすぎたかも・・・、失敗。
みくりが池、雷鳥坂、剱岳、毛勝山など(写真:2014年11月08日12時25分撮影)
みくりが池でもひたすら写真を撮り、みくりが池温泉に到着したのは13時15分でした。腹ペコです。11月のみくりが池温泉は、積雪対策で雪囲いで多少くらめ(というか、小屋閉め準備中)ながら、山スキー客が多きなる時期なので、頑張って営業中(2014年は11月24日まで宿泊受付)。フロントで聞くと、レストランは14時まで営業とのこと、最悪は喫茶コーナーでサンドウィッチかと覚悟していたのでラッキー~。山の上だけど、海鮮定食を食べました、富山県なので立山でも美味しいお魚を味わえます。ザックから日本酒「立山」の小瓶を取り出し、3人で飲む。SDさんは缶ハイボールを出して、分けてくれました。SKさんは、お酒に超弱いのですが、ワシの「立山だし~」の無理強いで飲まされ・・・。3人とも、アルコールが入り、気持ちよくなってしまいダラダラおしゃべりが続き、みくりが池温泉を出発したのは 14時44分、あ~時間が無い。
時間が残り少ないのですが、アルコールの入った体ではどうしようもありません。ダラダラと歩きます。みくりが池温泉の次は、直ぐ近くにあるエンマ台展望台です。ここには14時47分から14時58分までおり、写真撮影、みくりが池温泉で時間を使い過ぎ、お空は完全に曇りとなってました、残念。
エンマ台の次は、ワシの定点撮影ポイントのみどりが池へ向かいました。ちょっと離れているので、走りましたが、他の二人はグッタリ気味で遅れて到着。みどりが池では15時04分から15時15分まで撮影、ドンドン雲が多くなり、薄暗いダメ写真を量産。
結氷した白いみどりが池と立山(写真:2014年11月08日15時07分撮影)
みどりが池まで来れば、本日の撮影終了、後は来た道を引返して室堂ターミナルへ戻るだけです。疲れていますが(飲んで)、ガシガシ歩くのみです~。とは言いながら、すんなり帰るはずも無く。再び、みくりが池で撮影タイムなのでした。池の氷が流されて、いい具合に水鏡となり「逆さ立山」でした。ただし曇り空だったのが珠にキズ、残念無念。
みくりが池に逆さ立山(写真:2014年11月08日15時31分撮影)
あせる。富山側(美女平行き)最終バスは16時10分なのですが、3人でプラプラ歩き、パチリパチリと写真を撮ってます。みくりが池南側の撮影ポイントに15時45分到着、で5分写真を撮って、15時50分となり、「急がなきゃ~」となり、頑張って歩いて、15時57分に立山玉殿の湧水でお土産代わりの水を汲む、あくまでもノンビリ3人組でした。無事最終バスに乗れました。
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