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豪農の館 内山邸
内山邸 書院
書院の間は、内山家12代当主・内山松世(1864年生~1945年没、号は外川)が1890年(明治23年)に付属の茶室とともに増築した建物で、1891年(明治24年)4月には越中富山藩の第12代藩主であった前田利聲(まえだ としかた)が富山での墓参の帰途に宿泊しています。
書院には、八尺の床の間、四尺の違い棚と袋戸棚(襖付の棚)および付書院(つけしょん)が付いています。欄間は、内山家のお抱え職人であった稲垣才次郎の作で松の模様が彫られています。11畳の鞘の間の南側は、幅三尺の濡れ縁で、屋根のひさしはは更に四尺外へ出ています。ひさしの下のタタキは、他に事例が無いほど広くなっており、雨や雪の多い北陸の気候を考えた造形になっています。
豪農の館 内山邸 書院(写真:2011年10月19日撮影)
袋戸棚・天袋の襖絵「富岳の図」(写真:2011年10月19日撮影)、木村立嶽(1890年(明治23年)没 64歳、富山藩士幕府画員)
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