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豪農の館 内山邸
内山邸 書院の茶室
書院の茶室は、薮内流10世・竹翠紹智(ちくすい じょうち、1840年生~1917年没、斎号:休々斎)の指導をうけ、京都の匠により造られた藪内流の粋を集めたといわれる茶室です。六尺の床の間(袋床)を構え、炉は四畳半切、本勝手の席となっています。露地側に突き出た一畳半は薮内家燕庵(やぶのうちけ えんなん)の相伴席を思わせる造りで、窓が多く明るい茶室で全体には織部好みが感じられます。床柱は赤松皮付き丸太、床板は7つの節目が並ぶ赤松の一枚板を用いています。天井は、床前を杉板の竿縁天井、点前畳上は杉皮網代の落天井、露地側は杉皮の掛け込み天井となっています。四畳半の水屋は、廊下側の上段を袋棚、下段を通り棚と流しとしていますが、一部に水張口が設けられています。
豪農の館 内山邸 書院の茶室(写真:2011年10月19日撮影)
茶室の貴人口(写真:2011年10月19日撮影)
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