いこまいけ高岡 > 富山県の曳山 > 曳山の意匠 > 飲中八仙歌

飲中八仙歌 張旭


 張旭(ちょうきょく)は、中国・唐代中期の書家です。草書を極め、当時規範とされて来た王羲之と王献之、いわゆる「二王」の書風に真正面から異を唱え、書道界に改革の旋風を巻き起こすきっかけとなった人物です。詳しい経歴は不詳ですが、地元(現在の常熟市)で官位を得たあと長安に上京し、官吏として勤めながら顔真卿・杜甫・賀知章らと交わり書家として活動しました。
 
飲中八仙歌での張旭
「張旭三杯草聖伝ふ。帽を脱し頂を露す王侯公の前、毫を揮て紙に落せば雲煙の如し。」
意訳、
「三杯の酒で草書の達人と伝えられる、王侯の前でも頭を剥き出しにして筆を揮い、その書は雲煙の湧きおこるかのよう。」
 
八尾曳山 東町 八枚彫
張旭
 
出町子供歌舞伎曳山 東 高欄
張旭
 

 
飲中八仙歌
賀知章汝陽王李璡李適之崔宗之蘇晋李白張旭焦遂
ページ先頭(曳山意匠:飲中八仙歌 張旭)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.