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東町曳山
東町曳山 八枚彫
東町曳山の八枚彫(唐狭間)の図案は、飲中八仙の図です。1799年(寛政11年)製作、彫師:北村七左衛門 、彩色:長谷川等叔(長谷川等伯で有名な長谷川派の絵師)と伝えられています。
飲中八仙歌(杜甫が作った漢詩)によれば
- 李適之(りてきし):左相日興万銭を費す、飲むことは長鯨の百川を吸うが如し杯をふくんで聖を楽しみ、賢を避くと称す。
- 賀知章(がちしょう):知章馬に騎るは船に乗るに似たり、眼花井に落ちて水底に眠る。
- 汝陽王李璡(じょようおう りしん):汝陽三斗始めて天に朝す道麹車に逢うてロ涎を流す、恨むらくは封を移して酒泉に向はざることを。
- 張旭(ちょうきょく):張旭三杯草聖伝ふ。帽を脱し頂を露す王侯公の前、毫を揮て紙に落せば雲煙の如し。
- 焦遂(しょうすい):焦遂五斗方に卓然、高談雄弁四筵を驚かす。
- 李白(りはく):李白一斗詩百篇、長安市上酒家に眠る、天子呼来れども船に上らず、自ら称し臣は是酒中の仙と。
- 崔宗之(さいそうし):宗之は瀟麗たる美少年、觴を挙げる白眼にして青天を望む、皎として玉樹の風前に臨むが如し。
- 蘇晋(そしん):蘇晋長斉す繡仏の前酔中往々逃禅を愛す。
曳山正面の八枚彫り彫刻:賀知章(左)と焦遂(右)
曳山左面の八枚彫り彫刻:汝陽王李璡(左)と張旭(右)
曳山右面の八枚彫り彫刻:酔った李白を笹舟に乗せる仙人達(左)と大盃で飲む李適之(右)
曳山背面の八枚彫り彫刻:蘇普(左)と崔宗之(右)
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