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飲中八仙歌
飲中八仙歌(いんちゅう はっせんか)は、「詩聖」と称される中国・唐代の詩人である杜甫の漢詩です。杜甫が八仙人に因んで戯れに当時の名だたる酒客八人を選び、漢詩に歌ったものです。酒豪列伝みたいなものです。
賀知章
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汝陽王李璡
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李適之
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崔宗之
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蘇晋
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李白
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張旭
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焦遂
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上記写真は、八尾曳山 東町 八枚彫のものです。他には、砺波市の出町子供歌舞伎曳山 東 高欄に飲中八仙歌をモチーフとした彫刻があります。
飲中八仙歌
- 李適之(りてきし):左相日興万銭を費す、飲むことは長鯨の百川を吸うが如し杯をふくんで聖を楽しみ、賢を避くと称す。
- 賀知章(がちしょう):知章馬に騎るは船に乗るに似たり、眼花井に落ちて水底に眠る。
- 汝陽王李璡(じょようおう りしん):汝陽三斗始めて天に朝す道麹車に逢うてロ涎を流す、恨むらくは封を移して酒泉に向はざることを。
- 張旭(ちょうきょく):張旭三杯草聖伝ふ。帽を脱し頂を露す王侯公の前、毫を揮て紙に落せば雲煙の如し。
- 焦遂(しょうすい):焦遂五斗方に卓然、高談雄弁四筵を驚かす。
- 李白(りはく):李白一斗詩百篇、長安市上酒家に眠る、天子呼来れども船に上らず、自ら称し臣は是酒中の仙と。
- 崔宗之(さいそうし):宗之は瀟麗たる美少年、觴を挙げる白眼にして青天を望む、皎として玉樹の風前に臨むが如し。
- 蘇晋(そしん):蘇晋長斉す繡仏の前酔中往々逃禅を愛す。
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