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東山区の近代建築
パビリオンコート
パビリオンコート(株式会社京都山中商会 洋館、旧山中合名会社美術館)は、古美術品商である山中合名会社の顧客向け迎賓施設・私設美術館として建てられました。洋館は、設計は池村元之助、施工は清水組。構造は、壁面を煉瓦造、床面を鉄筋コンクリート造としています。折上格天井、古典主義的な円柱、東洋風の花鳥・獣の柱頭飾りレリーフ、卍崩し意匠の階段欄間など、洋風に日本、中国趣味などを混合させた内部意匠です。和館は、1904年(明治37年)に本館(現存せず)と同時に建築された和風陳列館の一つを移築したもの。船肘木、菱型格子を用い、蟇股や獅子の欄間彫刻が施されるなど、寺院風の外観です。いずれも海外からの顧客を意識した意匠でつくられています。門は、江戸期に遡る部材など、複数の部材を組合せて造られています。現在、結婚式場、飲食店などとして活用されています。洋館=1920年(大正9年)、和館=1904年(明治37年)、門=1912年(大正元年)。建物は、国登録有形文化財(第26-0158号と159号)に指定されています。
パビリオンコート 地図
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パビリオンコート 住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町14-2
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