いこまいけ高岡 / 京都の近代建築編
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京都国立博物館


 京都国立博物館は、1889年(明治22年)に設置された帝国博物館が起源です。博物館は、現在の京都国立博物館と同じ場所である「恭明宮(明治維新後の神仏分離により、それまで御所の御黒戸に安置されていた仏像や歴代天皇の位牌を安置した施設)」と決められ、陳列館(現在の博物館特別展示館)が1892年(明治25年)に起工され、3年後の1895年(明治28年)に竣工しました。設計は、奈良国立博物館本館や東京国立博物館表慶館の設計にも携わった、宮廷建築家・片山東熊(かたやま とうくま)が行いました。開館から3年後の1900年(明治33年)には「京都帝室博物館」と改称されました。さらに、1924年(大正3年)2月には皇太子(後の昭和天皇)の成婚を記念して博物館は京都市に下賜され、「恩賜京都博物館」と改称されました。第二次大戦後の1952年(昭和27年)3月までは京都市の管轄下にありましたが、1952年4月に再び国立となり「京都国立博物館」と改称されています。
公式Webサイト:京都国立博物館 | Kyoto National Museum
 京都国立博物館は、三十三間堂の北側にあります。行き方は、JR京都駅の市バス乗り場から206・208号、100号系統のバスに乗り「博物館・三十三間堂前」で下車し徒歩すぐです。京阪電車の場合は、「七条駅」下車し、東へ徒歩7分です。また、七条通り側に駐車場(タイムズ24、博物館観覧者は1時間無料)があります。
 
京都国立博物館 本館(写真は2008年11月12日夕方撮影)、2015年現在の名称は「明治古都館」となっています。
京都国立博物館
 
京都国立博物館 地図
 
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京都国立博物館 住所:京都府京都市東山区茶屋町527(七条通を挟んで三十三間堂の北側)
 
京都国立博物館
  1. 本館(現 特別展示館):1895年(明治28年)、1969年3月に国の重要文化財指定
  2. 旧帝国京都博物館 表門札売場及び袖塀:1895年(明治28年)、1969年3月に国の重要文化財指定
  3. 技術資料参考館(旧恩賜京都博物館陳列品収納用倉庫):1930年(昭和5年)、国登録有形文化財(第26-0291号)
京都国立博物館周辺の近代建築物
  1. 河井寛次郎記念館(旧河井寛次郎邸(主屋、陶房、小間、登り窯、素焼窯)):1937年(昭和12年)、京都市東山区馬町通大和大路東入鐘鋳町他、国登録有形文化財(第26-0061号から65号)
  2. 関西テーラー(旧村井兄弟商会たばこ製造工場):1900年(明治33年)、京都市東山区芳野町
  3. 東山IVY(旧村井兄弟商会たばこ製造工場):1900年(明治33年)、京都市東山区芳野町
  4. 京都中央信用金庫 東五条支店(旧村井銀行 五条支店):1924年頃(大正13年頃)、京都市東山区五条大橋東入ル北側
  5. 順正・清水店(旧松風嘉定邸):1914年(大正3年)、京都市東山区清水二丁目、国登録有形文化財(第26-0034号)
  6. 旧柳原銀行 本店(柳原銀行記念資料館):1907年(明治40年)、京都市下京区河原町通塩小路下る下之町、京都市登録有形文化財
  7. 任天堂 旧本社:1930年(昭和5年)、京都市下京区正面通り西木屋町東入ル
京都国立博物館にある主な近代建築物の写真
本館
本館
表門
表門
札売場及び袖塀
札売場及び袖塀
 
京都国立博物館 本館と噴水(写真:2015年11月19日12時20分撮影)
京都国立博物館 本館と噴水
 
考える人(写真:2015年11月19日12時19分撮影)
考える人
 

 
京都市 近代建築物
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