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明日香村
亀形石造物
亀形石造物は、2000年(平成12年)に酒船石のある丘の北側で発見されました。亀形石造物のある酒船石遺跡は、日本書紀の斉明天皇2年の条の記事にある「宮の東の山に石を累ねて垣とす」にあたる遺構と考えられています。酒船石のある丘の斜面からはそれを裏付ける石垣も発見されています。発掘調査では、亀形石槽を中心とした導水施設をはじめとして、石敷き、石垣、石段も発見されています。
湧水施設から流れ出た水は木樋を伝い舟形石槽(小判形石造物)の水槽に溜まり、舟形石槽の小穴から流れ出た水が、亀形石槽の亀の鼻部分に入り、背中の水槽に溜まる構造となっています。これらの遺構は谷底の深い場所にあり、周囲を石垣や石敷きで閉ざされた空間であることや、水の流れを見て楽しむ庭園ではないことから、天皇の祭祀に関連する施設であったと推測されています。
酒船石遺跡 亀形石造物(写真:2009年10月25日撮影)
写真中央やや左が「亀形石槽」、中央やや右が「舟形石槽(小判形石造物)」
亀形石槽
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舟形石槽(小判形石造物)
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酒船石遺跡の亀形石造物 地図(Map of Kamegata-sekizobutu(Turtle's shape stonework), Sakafuneishi Ruins)
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場所:奈良県高市郡明日香村岡
- 亀形石造物(酒船石遺跡)
- 酒船石
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