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都塚古墳
都塚古墳（みやこづか こふん）は、毎年元旦にこの塚で金鶏が鳴くという言い伝えがあるため金鳥塚（きんちょうづか）とも呼ばれ、横穴式石室に家型石棺を収めた代表的な後期古墳（6世紀後半の築造と推定）です。飛鳥地方にある古墳としては唯一石棺を見られる古墳です。
墳丘は、約30メートルの円墳もしくは方形墳と推定されています。石棺は、凝灰岩を刳り貫いたもので、前後左右に縄掛け突起（前後に各1つと左右に各2つで合計6つの突起）が付いた家型の蓋部分と遺体を収める部分から構成されています。都塚古墳の横穴式石室全体の長さは12.2メートルあります。玄室は長さ5.3メートル、中央部幅2.8メートル、高さ3.55メートルあります。盗掘を受けていますが、発掘調査の結果、鉄鏃（てつぞく＝鉄製の鏃（やじり））・刀子（とうす＝現代の小刀のような物）・須恵器（すえき）などが出土しており、家型石棺の構造や出土品の内容から6世紀後半の築造と考えられています。
都塚古墳（写真：2009年10月25日撮影）、玄室（横穴式石室）にある家型石棺
都塚古墳の写真
石舞台古墳 地図（Map of Ishibutai-Kofun Tomb）
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場所：奈良県高市郡明日香村阪田、駐車場無し（車の場合は石舞台古墳の駐車場を利用）
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