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元興寺
元興寺 本堂
極楽坊本堂または極楽堂ともよばれる元興寺の本堂は、元興寺東室南階大坊(僧坊)だった建物を鎌倉時代に大改造して造った寄棟造の建物です。「極楽坊本堂」の名称で国宝に指定されています。本堂には、浄土六祖の第一祖である智光法師が感得した浄土曼荼羅を本尊として安置されています。古来、浄土発祥の聖堂と名高く、内部柱には念仏講の寄進文も記されています。
本堂の外観は、鎌倉時代の1244年(寛元2年)改修時の姿となっていますが、内陣には奈良時代僧坊の身舎部(もやぶ、建物の中心部)が残り、屋根西面の行基葺古瓦(上部が細くすぼまり、下部が幅広い独特の形をした古代の瓦)は、元興寺の前身である飛鳥寺から移築する際に運ばれた飛鳥時代の瓦です。建物の妻側(側面)が正面となっているのが珍しい造りです。これは、奈良時代の僧坊を改築し、阿弥陀堂建築の特色である東向きのお堂としたためです。また通常の仏教建築では、正面柱間を3間や5間などの奇数とし、正面中央に柱が来ないようにするのが普通ですが、この本堂は正面柱間を偶数の6間とし、中央に柱があります。これも改築して造ったためだと考えられています。
元興寺 本堂(写真:2009年10月24日撮影)、本堂正面(建物の東面)
元興寺 本堂 地図(Map of Hondo(Mail hall), Gango-ji Temple)
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元興寺の伽藍
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