いこまいけ高岡 / 奈良編
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金堂 薬師三尊像


 銅造薬師三尊像(国宝)は、奈良時代の作です。中尊は薬師如来、脇侍に日光菩薩(にっこうぼさつ)と月光菩薩(がっこうぼさつ)を配しています。中尊像の堂々たる像容、脇侍像の自然な身のこなし、各像のプロポーションなど、日本の仏教彫刻が中国・六朝や唐の影響を受けつつ、独自の古典様式を完成した奈良時代の作品のなかでも最高傑作の1つとして古来より名高いものです。薬師如来は、東方浄瑠璃浄土の教主とされ、別名を「医王如来」とも呼ばれ、衆生の体と心の病を救う仏と言われています。薬師如来の制作年代については、688年(持統天皇2年)には完成していたとする説、「日本書紀」の記述に697年(持統天皇11年)に薬師寺にて仏像の開眼法会を行った旨の記録があることから、この時に制作されたとする説、平城京移転後の新造とする説などがあり正確な年代は判明していません。
 
薬師三尊像の中尊・薬師瑠璃光如来
薬師如来
脇侍像(向かって左):月光菩薩
月光菩薩
脇侍像(向かって右日光菩薩
日光菩薩
 

 
薬師寺の伽藍と見所
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