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般若寺
般若寺 笠塔婆
般若寺の笠塔婆(かさとうば)は、笠塔婆形式の石塔としては日本最古最大のもので、国の重要文化財に指定されています。笠塔婆の側面に刻まれている梵字漢字は鎌倉時代独特の雄渾な「薬研彫り(断面がV字形になっている彫り方)」の代表例とされています。この笠塔婆は、鎌倉時代中期の1261年(弘長元年)7月に宋人石工・伊行吉(いぎょうきち、いのゆきよし)が般若寺の十三重石塔を製作した父・伊行末(いぎょうまつ、いのゆきすえ)の一周忌に当たり、その追善と母の供養のために建立した石塔です。両塔の前面下部に伊行末の出身地や東大寺再建に従事したことなどの業績が記されています。当初は、般若寺南方にあった般若野五三昧(南都の惣墓)の入口の京街道に面した場所に建っていましたが、明治時代初期の廃仏毀釈で破壊され、1892年(明治25年)に境内に移設され再建されました。能の謡曲「笠卒塔婆」は、この笠塔婆を題材とした平重衡の修羅もので、室町時代の頃はこの笠塔婆は平重衡の墓と考えられていました。
般若寺 笠塔婆(写真:2011年11月8日撮影)
笠塔婆地図(Map of Kasatoba (Pagoda shade), Hannya-ji Temple, Nara City, Japan)
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笠塔婆と周辺にある見所
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