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屋台
金亀台
金亀台(きんきたい、二之町中組)の創設年代は不詳です。前代の屋台は、江戸時代前期の貞享年間(1684年から1687年)に建造されたと伝えられています。この前代の屋台は、1840年(天保11年)に古川町向町に譲渡され、同時期に新しい屋台の計画が進められ、1841年(天保12年)に完成したのが現在の屋台です。大工は高山の飛騨大工惣領権守・藤原宗恭、彫刻は富山・井波の大島五雲、金具は京都の錺屋茂兵衛、「波に亀」の刺繍の幕は京都大丸屋惣八より購入したものです。
金亀台の見送り幕は、古代つづれ織(コブラン織り)であり、雲に双龍を織り出す意匠の「竜虎の図」で、厚手の純金糸を織り込んだ見事なものです。縁地(四方のヘリ部分)は「テレフテン」生地で、裏地は純然たるインド更紗を用いています。屋台建造と同時期に京都大丸屋惣八より購入した唐渡りの貴重な古美術品です。副見送り幕として、鈴木松年 作「亀上浦島図」があります。また幔幕は猩々緋羅紗織古代唐渡りです。
金亀台 写真
金亀台の屋台 全景
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金亀台 左側面
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金亀台 屋台の構成要素毎の写真
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