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芦峅寺
教算坊
江戸時代の芦峅寺には、社坊(宿坊)が33坊あったと伝えられています。教算坊(旧 佐伯邸)は、芦峅寺に残された二つの社坊(民家、宿、寺の三つの機能を持つ)のうちのひとつで、創建は江戸時代の後期と考えられています。平面間取りは、3列6室型で、規模は間口8間、奥行き6間。前面サヤノマは幅1間となり、座敷の前室として利用でき、座敷の格をより高くした進歩した形です。表構えは三斗、木鼻、正面虹梁のクリ形、その下の模様など豊かで芦峅寺宿坊建築の中でも際立っています。現在、奥の間3室は立山曼荼羅・チベット曼荼羅・前田常作曼荼羅を展示した「観想の間」として公開されています。
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