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芦峅寺
閻魔堂
閻魔堂(えんま堂)は、富山県立博物館の聖界ゾーンにあります。芦峅寺中宮寺の諸堂の一つで、姥堂とともに布橋灌頂会(橋渡り若しくは迎講の一種)と呼ばれる儀式の中心となっていたお堂です。この閻魔堂は、1466年(文正元年)の造営の記録があり、現在まで530年もの長きにわたり篤い信仰を集めています。現在の閻魔堂の建物は、明治時代初期の廃仏毀釈によって取り壊され、1928年(昭和3年)にかつての閻魔堂の部材を一部使用して再建されました。お堂の内部には、正面に地獄の王である「閻魔大王」、左右に十王(地獄において亡者の審判を行う10尊)である初江王・泰山王・閻魔王とその脇侍司命が安置されています。いずれの王像も南北朝時代の作です。また奥の左右には、観音菩薩と勢至菩薩が安置されています。これらの他に、かつて姥堂にあった姥尊像5体が安置されています。これらの一連の像は、1968年(昭和43年)に富山県有形民俗文化財にしていされました。
閻魔堂(写真:2011年9月24日撮影)
閻魔堂 地図
閻魔堂の詳細写真
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