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姥堂基壇


 姥堂(うばどう)は、江戸時代に芦峅寺中宮寺の最重要行事であった布橋灌頂会の際の中心的施設となっていました。布橋灌頂会は、女性の極楽往生の願望をかなえるための宗教儀式でした。姥堂の内部には中心となる姥尊像3体と全国66カ国に因んだ66体の姥尊像の合計69体の姥尊が安置されていました。布橋を渡り、姥堂に導かれた女性たちは、姥堂での籠もりを行い、更に立山の姿を仰ぐことで身が清められ、極楽浄土に生まれかわれるとされていました。姥堂は、明治時代初期の廃仏毀釈により取り壊され、現在では基壇の土盛りが残されているだけです。
 
姥堂基壇(写真:2011年9月24日撮影)
姥堂基壇
 
姥堂基壇 地図
 

 
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