いこまいけ高岡、立山
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雲切新道


 雲切新道(くもきりしんどう)は、仙人温泉小屋から仙人谷ダムの間にある尾根を登る登山道(2007年7月開通)です。標高差 770mの尾根に切り開かれた雲切新道は、室堂から仙人池と水平歩道を経て欅平へ至る登山道で最も急な区間です。室堂からだと下りのため、楽そうに思えますが急坂の下りで梯子が連続するため、かなり膝にきます。欅平から出発し、仙人谷ダムから登る場合は、770mの標高差を一気に登ることになるのでかなり体力を消耗します。雲切新道を登った後に、その日のうちに仙人池ヒュッテまで行く計画を立ている場合、仙人温泉小屋から仙人池ヒュッテまでの仙人谷沿いの登山道はかなり危険なルートなので、体力が落ちていることを考慮して十分な注意が必要です。
 この雲切新道のコースタイムとしては、仙人温泉小屋から雲切新道 最高地点まで 40分、雲切新道 最高地点から仙人谷ダムまで下り2時間50分、仙人谷ダムから阿曽原温泉小屋まで 50分です。逆コースの阿曽原温泉小屋から仙人谷ダムまで 50分、仙人谷ダムから雲切新道 最高地点まで登り 4時間10分、雲切新道 最高地点から仙人温泉小屋まで 35分です。
 
雲切新道(写真:2017年9月30日11時56分撮影)、はるか下に黒部川の流れが見えます。
雲切新道
 
雲切新道地図(Google Map)
 
雲切新道と周辺の山小屋とコースポイント
1. 仙人温泉小屋:標高 1,542m
2. 仙人温泉小屋下の橋:標高 1,515m
3. 仙人温泉源泉(仙人湯元):標高 1,553m
4. 小屋覗:標高 1,590m
5. 雲切新道 最高地点(尾根頂上):標高 1,629m
6. 雲切新道 大ハシゴ(第5ハシゴ):標高 1,520m
7. 雲切新道 第4ハシゴ:標高 1,470m
8. 雲切新道 第3ハシゴ:標高 1,000m
9. 仙人谷下部の橋:標高 900m
10. 雲切新道 第2ハシゴ:標高 870m
11. 仙人谷ダム:標高 860m
12. 権現峠:標高 985m
13. 阿曽原温泉小屋:標高 860m
 
仙人温泉小屋(写真:2017年9月30日10時34分撮影)
仙人温泉小屋
 
仙人温泉小屋下の橋(写真:2017年9月30日10時43分撮影)、2017年は水平歩道の開通が遅れ、9月10日に架橋(仙人温泉小屋のWebサイト参照)されたようです。皮肉にも小屋閉めと同時に架橋になりました。なお小屋がクローズしたため、大雨で沢が増水し橋が流されると来年まで橋はありません。この沢は橋があればより安全ですが、無ければ無いで、ナントか通過出来そうに思えました。
仙人温泉小屋下の橋
 
仙人温泉源泉(写真:2017年9月30日10時52分撮影)、登山道につながるガレた沢の上部に源泉がありました。立ち入り禁止です。登山道までお湯が流れ落ちていましたが、水が多少暖かい程度の温度、水量はチョロチョロでした。
仙人温泉源泉
 
小屋覗(写真:2017年9月30日11時11分撮影)、3本の木の向こうに仙人谷を挟んで仙人温泉小屋の建物が見えます。
小屋覗
 
雲切新道 最高地点(写真:2017年9月30日11時20分撮影)、尾根頂上から雲切新道を下り始める登山者
雲切新道 最高地点
 
雲切新道 大ハシゴ(第5ハシゴ)(写真:2017年9月30日11時43分撮影)
雲切新道 大ハシゴ(第5ハシゴ)
 
雲切新道 第4ハシゴ(写真:2017年9月30日 12時01分撮影)
雲切新道 第4ハシゴ
 
仙人谷下部の橋(写真:2017年9月30日14時13分撮影):仙人谷が仙人谷ダムへ流れ込む少し手前にある橋です。梅雨明け後に架橋され、10月下旬に撤去されるようです。2017年は水平歩道の開通遅れにより、架橋作業を遅らせ8月28日に完成したようです。
仙人谷下部の橋
 
雲切新道 第2ハシゴ(写真:2017年9月30日14時26分撮影)
雲切新道 第2ハシゴ
 
仙人谷ダム(写真:2017年9月30日14時33分撮影)
仙人谷ダム
 

 
室堂から仙人池と阿曽原を経て欅平へ抜ける登山ルートのコースポイント
立山室堂剣沢小屋剱沢雪渓真砂沢ロッジ二股吊橋仙人新道仙人峠仙人池ヒュッテ仙人池池の平小屋仙人温泉小屋仙人温泉源泉雲切新道仙人谷ダム権現峠阿曽原温泉小屋水平歩道折尾の大滝オリオ谷大太鼓志合谷トンネル蜆谷トンネル)、 欅平駅
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