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68式324mm3連装短魚雷発射管(HOS-301)


 3連装短魚雷発射管(Torpedo Tube)は、近距離にいる潜水艦を攻撃するための魚雷を発射する兵器です。西側の海軍の多くの艦船に搭載されています。じんつうには、左舷と右舷の中ほどに装備されています。対潜水艦用魚雷は発射されると電池で水中を航走し、主として音響(スクリュー音)を探知し目標の潜水艦に命中します。
 
護衛艦 ちくま 68式324mm3連装短魚雷発射管(写真:2013年7月13日 金沢港にて撮影)
護衛艦 ちくま 68式324mm3連装短魚雷発射管
 
防盾(写真:2013年7月13日 金沢港にて撮影)
防盾
 
3連装短魚雷発射管の安全守則(写真:2013年7月13日 金沢港にて撮影)
3連装短魚雷発射管の安全守則
 
「水上発射管安全守則」の記載内容
1 次の事項は、艦長の許可を受けよ。
  (1) 発射管への装気
  (2) 発射押しボタンカバーの解錠
  (3) アーミングワイヤーの係止
2 装てん中は
  (1) 火気厳禁
  (2) 発射管の温度が54℃を超えたならば冷却せよ。
  (3) 標識札を掲示せよ。
3 発射時には、発射管の後方に近づくな。
4 空打ち試験は
  (1) 当直士官に届けよ。
  (2) 規定圧力で行え。
  (3) 前方に人や障害物の無いことを確かめよ。
5 装気中は、標識札を掲示せよ。
6 発射管への装気及び空打ち試験は、管口防水蓋を取り外したことを確認の後、行え。
 
「短魚雷(MK46)安全守則」の記載内容
1 雷体に傷を付けるな(小さな傷も性能を悪化させる。)。
2 先端保護カバー及びプロペラガードは、指示なく外すな。
3 アースは、常時とれ。
4 燃料漏れを発見したならば、
  (1) 直ちに主管者(又は当直士官)に報告せよ。
  (2) 燃料は有害であるので、
  直接燃料に触れるな。
  気化ガスを吸うな。
5 起爆装置は、表示窓に「A」が表示されている場合、次のことに注意せよ。
  (1) 衝撃を与えるな。
  (2) 魚雷から取り外すな。
  (3) 直ちに主管者(又は当直士官)に報告するとともに、自滅スイッチを「リカバリー」の位置とせよ。
6 揚収時に、排気ガスを吸うな。
7 揚収後、艦上手入れを実施する際は、指定された防護服等を着用せよ。
 
「短魚雷(MK44、73式、73式(B))安全守則」の記載内容
1 縦横舵及び推進器に触れるな。
2 庫内格納中は、起爆装置を外せ。
3 訓練用魚雷の揚収時は、
  (1) 海水導入スクープをふさぐな。
  (2) 高温ガス噴出に注意せよ。
 
詳細な説明と写真は「68式324mm 3連装短魚雷発射管」をご覧ください。
 
海上自衛隊の護衛艦に搭載される68式3連装短魚雷発射管
 

 
護衛艦ちくま
艦首艦橋艦橋露天甲板メインマスト第2マスト第1煙突第2煙突艦尾76mm単装速射砲射撃指揮装置2型22Eアスロック連装発射機3連装短魚雷発射管ハープン連装発射筒高性能20mm機関砲OPS-14C 対空レーダーOPS-28C 水上レーダーOPS-20 航海レーダー第2煙突アンテナ群赤外線暗視装置水平灯60cm信号探照灯甲板照射灯着艦誘導姿勢表示装置体験航海
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