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68式324mm 3連装短魚雷発射管
68式324mm 3連装短魚雷発射管は、近距離の海中に潜む潜水艦を攻撃するための魚雷を発射する対潜水艦兵器です。
護衛艦の両舷に1基ずつ装備されており、通常は首尾方向と同一線上に固定して置かれ、短魚雷を発射するときに人力で発射管を海側の敵潜水艦のいる方向に旋回させ、高圧の圧縮空気で短魚雷を射出します。射出された短魚雷は、水中で自ら目標を探索し、命中し潜水艦を撃破します。
発射管は、3本が1セットの3連装(俵積み形 = 三角)となっており、それぞれの発射管に1本の短魚雷が装填されています。短魚雷発射管は、艦舷に置かれ、海からの波浪がかかるため魚雷を海水から守るため水密構造になっています。海上自衛隊の全ての護衛艦に装備されており、大きく分けると「HOS-301」「HOS-302」「HOS-303」の3つのバージョンがあります。
68式3連装短魚雷発射管(写真:2007年8月2日 護衛艦あぶくま にて撮影)
68式3連装短魚雷発射管 各構成部の写真
68式324mm 3連装短魚雷発射管 性能諸元
- 全長:3475mm
- 全幅:991mm
- 全重量:1245kg
- 旋回可能角度:180度
- 旋回動力:人力
- 発射空気圧力(最大装気圧力:105kgf/cm2(10.3MPa)
- 操作人員:4名
- 魚雷水中速力:高速(防衛機密により詳細な数字は非公表)
- 魚雷航走深度:深深度(防衛機密により詳細な数字は非公表)
- 製作:渡辺鉄工株式会社
海上自衛隊の護衛艦に搭載されている68式3連装短魚雷発射管
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