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FCS-3 多目的レーダー


 FCS-3(Fire Control System - 3)は、「射撃指揮装置3型」と呼ばれ、制式名称は「00式射撃指揮装置」です。防衛庁(技術研究本部)が開発した射撃管制装置 (FCS) や艦載対空レーダーを統合した艦載対空戦闘システムです。このFCS-3は、試験艦「あすか」での試験を経て2000年(平成12年)に制式化された対空脅威の捜索・追尾を行なう多機能レーダーを中核とする対空戦闘システムであり、FCS-3 多目的レーダーはCバンドで動作するアクティブ式フェーズド・アレイ・レーダーであり、4面固定式の平板アンテナにより全方向の半球空間を探索します。
 Cバンドレーダー(捜索レーダー)の横にESSM(Evolved Sea Sparrow Missile、艦対空ミサイル = 発展型シースパロー)を誘導するためのより小型のXバンドレーダー(射撃指揮レーダー)が各1面ずつ追加装備されています。またFCS-3は対空捜索レーダーと対水上捜索レーダーとしての機能も有しています。
 
ヘリコプター搭載護衛艦 いせ FCS-3 多目的レーダー(写真:2016年7月23日13時32分撮影)、艦橋上部、白い大きめの四角がCバンドレーダー、小さめの四角がXバンドレーダーです。
ヘリコプター搭載護衛艦 いせ FCS-3 多目的レーダー
 
航空管制室上部のFCS-3 多目的レーダー(写真:2016年7月23日13時14分撮影)
航空管制室上部のFCS-3 多目的レーダー
 
Cバンドレーダー(捜索レーダー)(写真:2016年7月23日13時16分撮影)
Cバンドレーダー
 
Xバンドレーダー(射撃指揮レーダー)(写真:2016年7月23日13時16分撮影)、隣のXバンドレーダーとの電波干渉を防ぐためか金属板がありました。
Xバンドレーダー
 
海上自衛隊の自衛艦に搭載されている射撃指揮装置
 

 
ヘリコプター搭載護衛艦 いせ
艦首右舷左舷艦尾飛行甲板SH-60J 哨戒ヘリ艦橋構造物ヘリコプター昇降機格納庫Mk-41 ミサイル発射機高性能20mm機関砲12.7ミリ単装機関銃 銃架艦載クレーン車艦載救難作業車牽引車(航空機用3t)ヘリコプター牽引装置サイド・ランプ洋上給油装置膨張式救命筏前部マスト灯艦内通路艦内トイレ浮輪舷梯作業艇複合型作業艇防舷材
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