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東寺 観智院


 観智院(かんちいん)は、東寺の塔頭寺院の一つで、別格本山となっています。学僧であった杲宝(ごうほう)によって1359年(延文4年)に東寺の子院として創建されました。杲宝は、現在国宝に指定されている「東宝記」という東寺の創建から室町時代に至るまでの寺史をまとめた人物です。観智院は、東寺のみならず真言宗全体の勧学院と位置づけられ、多くの学僧を排出してきました。経蔵である金剛蔵には、かつては膨大な文書・典籍・聖教類が所蔵されていました(現在は東寺宝物館に移されています)。通常非公開ですが、春や秋などに特別公開されることがあります。東寺の境内から北大門を出て櫛笥小路(くしげこうじ)を進んだ右側に観智院があります。
 客殿は、1605年(慶長10年)の建立で、桃山時代の典型的な書院造りの建造物として国宝に指定されています。上の間には、宮本武蔵筆といわれる「鷲の図」などの襖絵があり、客殿南には「五大の庭」と名付けられた庭園があります。
 本堂にある「本尊 五大虚空蔵菩薩像(国指定重要文化財)」は、唐からの請来仏で、唐の都 長安にあった青龍寺金堂の本尊であったものと伝えられています。
 
東寺 観智院(写真:2009年10月27日撮影)、観智院の五大の庭
東寺 観智院
 
東寺 観智院 地図(Map of Kanchi-inn House, To-ji Temple)、地図の赤色マーカが観智院のある場所、地図中の赤線の道が櫛笥小路です。
 
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住所:〒601-8473 京都府京都市南区九条町403
 
観智院と周辺の伽藍および見所
1. 観智院
2. 北総門
3. 北大門
4. 食堂
5. 大師堂(御影堂)
6. 宝菩提院
7. 地蔵院
8. 普賢院
9. 弥勒院
10. 文殊院
11. 薬師院
12. 洛南高校
 

 
東寺の伽藍と見所
五重塔金堂大師堂蓮花門観智院講堂宝蔵慶賀門東大門南大門北大門北総門灌頂院宝物館境内地図
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