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ミソガワソウ


シソ科イヌハッカ属の多年草の高山植物です。
学名:Nepeta subsessilis Maxim. var. yesoensis、和名:ミソガワソウ(味噌川草)
 日本固有種で、北海道、本州の中部地方以北・奈良県、四国の石鎚山に分布しています。亜高山帯の草地や深山の渓流沿いなどに生えています。薄紫色の花を7月から8月に咲かせます。花期は7-8月。茎の上部の葉腋ごとに数個の花をつけ、花冠は紫色で、長さ25mmから30mmになり、唇形で筒部が長くふくらみ、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂して中央裂片に紫色の斑点があります。茎は四角形で、根元から枝分かれしないで直立し、草丈は50cmから100cmになります。葉は対生し、短い葉柄があり(長さ2mmから10mm)、葉先は細くとがり、縁には鈍い鋸歯があります。葉をもむと独特の臭気がします。「ミソガワソウ」という名前は、木曽川の源流部である長野県の味噌川で多く自生していたことに由来するといわれています。
 
ミソガワソウ(写真:2016年8月12日11時15分撮影)、立山から五色ヶ原への登山道の龍王岳への分岐から龍王岳と鬼岳の鞍部への間にて
ミソガワソウ
 

 
ミソガワソウの株(写真:2016年8月12日11時14分撮影)、立山から五色ヶ原への登山道の龍王岳への分岐から龍王岳と鬼岳の鞍部への間にて
ミソガワソウの株
 
ミソガワソウの葉(写真:2016年8月12日11時15分撮影)、立山から五色ヶ原への登山道の龍王岳への分岐から龍王岳と鬼岳の鞍部への間にて
ミソガワソウの葉
 

 
立山 高山植物図鑑
花の色別: 白花系黄花系青花系赤花系黒や橙色や黄緑色
花の種類別: キク科キンポウゲ科セリ科ツツジ科バラ科ユリ科リンドウ科
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